アルモニア管弦楽団代表の久原興民をはじめ,演奏会で共演いただいた方々の紹介です。
■久原興民(くはらこうみん):アルモニア管弦楽団代表/指揮者
佐賀市生まれ。成章中、佐賀高校を経て、武蔵野音楽大学、及び同大学院を修了する。創立時の東京都交響楽団に入団以後ヴァイオリン奏者として三十五年間在籍する。第二ヴァイオリン首席奏者、副首席奏者として長くその職を務めた。
又オーケストラ活動の他に室内楽、室内オーケストラのメンバーとしても盛んに活動をした。
数多くの国内外の指揮者と共に演奏した経験を生かし、アルモニア管弦楽団を創立後は指揮者として活動をする。また他オーケストラへの出演、室内楽演奏、独奏と活動中。
■清水 和音(しみず かずね)/ピアノ
1981年、弱冠20歳で、パリのロン=ティボー国際コンクールピアノ部門で優勝。
1986年、ロジェストヴェンスキー指揮ロンドン交響楽団と共演し、ロンドンデビュー。
またM.ティルトンートーマスとの共演でレコーディングを行った。
1990年にはオーストリア放送交響楽団と、1991年にはレニングラードフィル室内オーケストラと共演するなど、国内外で広く活躍している。
2004年からショパンの全曲録音を開始、これまでにオクタビアレコードから5枚のCDをリリース。いずれも高い評価を受けている。
http://www.japanarts.co.jp/html/JA_artists/piano/shimizu_9002/pro.html
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■古川 展生(ふるかわ のぶお)/チェロ
桐朋学園大学卒業。チェロを故・井上頼豊,秋津智承,林峰男の各氏に師事。1996年安田生命クオリティオブライフ文化財団の奨学金を得て,ハンガリーのリスト音楽院に留学。1998年帰国後,東京都交響楽団首席チェロ奏者に就任,現在に至る。
ソリストとして東京都交響楽団をはじめ九州交響楽団,京都市交響楽団,関西フィルハーモニー管弦楽団等と共演する他,2002年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を中心とした室内オーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」とも共演,全国で絶賛を博す。サイトウ・キネン・オーケストラ,宮崎国際音楽祭等にも毎年参加。全国各地においてリサイタル,室内楽の活動を展開し,クラシックのみならず,ジャズ,タンゴ,ポップスなどジャンルや形態にとらわれない幅広いフィールドで目覚しい活動を続けている。
2003年第2回斎藤秀雄メモリアル基金賞受賞。現在までに6枚のソロアルバムをリリース。
2005年11月アルモニア管弦楽団第4回定期演奏会ドボルザーク「チェロ協奏曲第」で共演
■伊藤 恵(いとう けい)/ピアノ
幼少より有賀和子氏に師事。桐朋学園高校を卒業後,ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学,ハノーフアー音楽大学において名教師ハンス・ライグラフ氏に師事。1979年エピナール国際コンクール第1位,1980年J.S.バッハ国際音楽コンクール第2位,クルト・ライマーコンクール第1位,1981年ロン=ティボー国際音楽コンクール第3位及び特別賞と数々のコンクールに入賞。 1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールピアノ部門で日本人として初の優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場管弦楽団と共演,ミュンヘンでデビュー。その後もミュンヘン・シンフォニカ,フランクフルト放送交響楽団,ベルン交響楽団の定期公演に出演。日本では「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団と協演,その後大阪フィルハーモニー,東京都交響楽団とのヨーロッパ・ツアー,日本の主要なオーケストラと協演を重ねている。 2002〜2003年に,リサイタル,室内楽のほか,新日フィルハーモニー,東京シティ・フィルとの共演のほか,フルネ指揮チェコ・フィルハーモニーのソリストとして,ラヴェルの協奏曲を演奏。
録音では,ライフワークとしてシューマンを追い続け,これまでに「シューマニアーナ」1〜10を発表。また「ブラームス:ピアノ協奏曲」,「ショパン:エチュード」「ピアノ通信T」,「プーランク:ピアノ作品集」などいずれもフォンテックからリリースして,好評を集めている。また,1999年3月より8年にわたり,毎年シューマンを中心にしたリサイタルを開催している。1993年日本ショパン協会賞,1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。2003年より東京芸術術大学助教授。
2004年11月アルモニア管弦楽団第3回定期演奏会ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第二番」で共演
■大友 直人(おおとも なおと)/指揮者
1958年東京生まれ。桐朋学園大学卒業。指揮を小澤征爾,秋山和慶,尾高忠明,岡部守弘各氏に師事。タングルウッド音楽祭において,A・プレヴイン,L・バーンスタイン,T・マルケヴィッチからも指導を受ける。桐朋学園大学在学中からNHK交響楽団の指揮研究員となり,22歳で同楽団推薦によりNHK交響楽団を指揮してデビュー。ほぼ同時期に東京交響楽団,読売日本交響楽団に次々客演。以来今日まで在京オーケストラをはじめ各地のオーケストラの定期演奏会に出演している。 NHK交響楽団に5年間籍をおいたあとは,日本フィルハーモニー管弦楽団正指揮者と同時に,大阪フィルハーモニー交響楽団指揮者を兼任。その後1991年より東京交響楽団正指揮者,さらに1995年から京都市交響楽団主席指揮者を経て2001年4月より常任指揮者も兼務している。この間1986年大阪フィルハーモニー交響楽団とのヨーロッパツアー,1992年東京交響楽団との東南アジアツアー,1994年ポルトガル公演,1996年ヨーロッパツアー,2001年ヨーロッパツアーなどでも絶賛を博している。また,1988年日生劇場における「魔弾の射手」でのオペラデビュー以来,「オルフェオとエウリディーチェ」「リゴレット」「魔笛」等でも大きな実績を上げてきたが97年に初演された三枝成彰オペラ「忠臣蔵」での大きな成功は特筆される。「忠臣蔵」はその後,2000年5月に愛知県芸術劇場において再演され絶賛を博し,2002年1月には新国立劇場にて再々演もされている。
2000年第8回渡遽暁雄音楽基金音楽賞を受賞。近年では,2001年10月の東京交響楽団定期演奏会での黛敏郎「古事記」,2002年3月の同オーケストラ定期演奏会でのエルガー「神の国」が大きな話題を呼び,高く評価された。2001年には,コロラド交響楽団,インディアナポリス交響楽団,ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団などへの客演も行い欧米での活躍にも大きな期待が寄せられている。また,2001年7月には,フィルハーモニア管弦楽団の日本ツアーでも同オーケストラを指揮し,絶賛を博した。
2004年11月,2005年11月アルモニア管弦楽団定期演奏会で共演
■川崎 和憲(かわさき かずのり)/ヴィオラ/アルモニア管弦楽団トレーナ
1955年、佐賀県佐賀市に生まれる。
6歳よりヴァイオリンを始め、15歳でヴィオラに転向。
1974年、東京芸術大学付属高等学校を経て東京芸術大学に入学。
在学中の1977年には東京フィルハーモニー交響楽団に首席奏者として入団、また同年の民音コンクール室内楽部門においても1位なしの2位に入賞している。
1980年、同大学院を修了しベルリン芸術大学に留学。
翌年帰国しNHK交響楽団に入団。
1984年からは首席奏者を務めている。1983年、ゼフィルス弦楽四重奏団を結成、1988年から1991年までカザルスホールのレジデンスクァルテットとして活躍した。
祷貞夫、井上武雄、浅妻文樹、ステファノ・パッサージョの各氏に師事。
2005年春、長年務めたN響を退団、東京芸術大学助教授に就任。国立音楽大学の非常勤講師も兼任。
第3回定期演奏会からトレーナおよびヴィオラでの演奏会参加いただいてます。
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