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共演者紹介

当団と共演いただいた演奏家の方々をご紹介します。(敬称略)



山本 友重(Violine)

1969年名古屋生まれ。4歳よりヴァイオリンを始める。
名古屋市立菊里高等学校音楽科を経て東京芸術大学音楽学部に入学。第39回全日本学生音楽コンクール名古屋大会第2位受賞。第10、11回沖縄ムーンビーチミュージックキャンプに参加。
第10回霧島音楽祭に参加、特別奨励賞受賞。イタリアのレッジョ・エミリアで行われた、第2回パオロ・ボルチアーニ賞国際弦楽四重奏コンクールに、すばる弦楽四重奏団として参加、第3位及び特別賞受賞。副賞としてフランス、パリの国際クァルテット・フォーラムに招待され、シャンゼリゼ劇場で演奏し、好評を博す。
松尾財団室内楽コンクール第1位受賞。東京国際音楽(民音)コンクール室内楽部門で、第2位受賞。
大学在学中より、すばる弦楽四重奏団、アール・レスピラン、ジャパンチェンバーオーケストラ、フェスティバルソロイスツ、日本各地の音楽祭などでの室内楽的な活動に意欲を燃やす傍ら、数多くのオーケストラのゲストコンサートマスターを務めた後、弱冠22歳で東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団のコンサートマスターに就任。8年間に渡り重責を担って来たが、99年、退団。
2000年からは、東京都交響楽団のコンサートマスターに就任、ここでの活躍も大いに期待されるところである。またNHK FMリサイタルや、98年からの自主企画によるリサイタルをはじめ、ソリストとしても活動を展開させている一方、多数のアマチュアオケやアンサンブルのトレーナーとしても評価が高い。
これまでに、ヴァイオリンを大沢美木、北垣紀子、林茂子、景山誠治、田中千香士、ヨゼフ・スークの各氏に、室内楽を原田幸一郎、ヤン・パネンカ、スメタナS.Q.、ラサールS.Q.、アマデウスS.Q.の各氏に師事。
現在、上野学園非常勤講師。

上里 はな子(Violine)

2歳よりヴァイオリンを始め、史上二人目となる全日本学生音楽コンクール小学生の部・中学生の部全国第1位を成し遂げる。
1990年豊橋市の文化振興特別賞を受賞。
1994年第63回日本音楽コンクール入選。

桐朋女子高校音楽科に首席で入学、1995年ウィーン国立音楽大学に入学。安田生命クオリティ・オブ・ライフ文化財団から助成を受ける。ウィーン国立音楽大学のソリストオーディションで優秀賞を獲得し、リサイタルを行う。また、ムジーク・フェラインでの大学オケの演奏会にも度々出演している。
1997年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第5位。
2001年ヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリンコンクール第2位、現在までの日本人唯一の入賞者である。

8年間ウィーン国立音楽大学で学び、2001年に帰国。帰国後はリサイタルや室内楽と演奏等で全国を飛び回るかたわら、後進の指導にも力を入れている。数年前より室内楽セミナーに講師として招かれ、また昨年、カンマームジークアカデミーin呉を松本和将氏らと共に立ち上げ、後進の指導にあたっている。2010年に松本和将(ピアノ)、向井航(チェロ)とピアノトリオを結成し、2012年には東京、京都、広島などで全国ツアーを行う。
また多くのアーティストのライブにツアーメンバーとして出演し、幅広いジャンルのレコーディングにも参加、テレビ番組にも数多く出演している。

これまでに、小林武史、小林健次、徳永二男、シモン・ゴールドベルク、ザハール・ブロン、ルッジェーロ・リッチ、ゲルハルト・シュルツの各氏に師事。

これまでに、 ソロでは『Tiare』・ 『Scherzando』・ 『アニカル・ジブリ集』・ 『GIFT』 の4枚のCD、トリオでは『チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲“偉大なる芸術家の思い出に』、6月には松本和将とのデュオアルバム「フランク、グリーグ:ヴァイオリンソナタ」をCD、SACD、アナログレコードで同時リリース、大きな話題となっている。

完璧な技術に裏打ちされたその深く美しい音色は、聴衆を魅了し続け、共演者からも高い信頼を得ている。

公式ブログ:「日進月歩」http://yaplog.jp/uesatohanako/

山本 裕康(Cello)

桐朋学園大学在学中、第56回日本音楽コンクール第1位入賞。
その他、第1回淡路島国際室内楽コンクール第2位、第1回日本室内楽コンクール優勝など数々の受賞歴を持つ。

同大学を首席で卒業後、桐朋学園研究科、室内楽研究科及びイタリア(キジアーナ音楽院)にて研鑽を積む。
1991年、東京都交響楽団の首席奏者に就任。自身の更なる追求の為、都響の職を辞す。その後、国内の殆どのオーケストラにゲスト首席奏者として招かれるなど、演奏活動を各地で展開し、広島交響楽団の客演ソロ・チェロ奏者を経て、1997年より神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任、現在に至る。また、名古屋芸術大学、洗足学園音楽大学、東京芸術大学(室内楽)で後進の指導にあたる。

室内楽やソロでの演奏活動も目覚ましく、国内のみならずカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ポルトガル、イタリア、ドイツ、オーストリア、フィンランド、韓国などへの演奏旅行ではいずれも好評を博している。
宮崎国際音楽祭、木曽福島音楽祭への参加や、ジャパン・チェンバー・オーケストラ、東京アンサンブルの主要メンバーとして、東京クライス・アンサンブル、アンサンブル∞の奏者として欠く事の出来ないチェリストとして活躍している。

2008年2月、渾身のCDアルバム『senza Basso 〜J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲全集〜』をリリース。7月、共に神奈川フィルで活躍するソロ・コンサートマスター石田泰尚氏とのDVD『Duo』が発売。
2007年春〜08年春にかけて、国内約20箇所以上においてバッハの無伴奏チェロ組曲全曲ツアーが展開された。
日本の音楽界における次世代のリーダー的存在である。
公式サイト:www.musiciansparty.jp/artist/yamamoto/

西山 健一(Cello)

長野市出身。
東京芸術大学附属音楽高等学校を経て東京芸術大学卒業。
在学中にアカンサス音楽賞受賞。
また芸大オーケストラとブロッホの「シェロモ」を共演。東京芸術大学大学院在学中にNHK交響楽団のオーディションに合格。2003年入団。第4回全日本ビバホールチェロコンクール入賞。
これまでに河野文昭、菊地知也、マーティン・レーア、クリストフ・ヘンケル、フィリップ・ミュレールの各氏に師事。
また、2005年9月より1年間アフィニス文化財団の研修生としてドイツ・ベルリンにて研鑽を積む。
現在オーケストラの他に、双子の弟(N響コントラバス奏者)とのデュオ「Duo Twins」やピアノトリオ「Schaffen Trio」のまたアペルト弦楽四重奏団のメンバーとして活動している。




西山 真二(Double Bass)

長野市出身。
東京芸術大学附属音楽高等学校を経て、東京芸術大学器楽科を2001年卒業。学内にて安宅賞、アカンサス音楽賞、受賞。
芸大モーニングコンサートで芸大オーケストラと、2002年にはensemble NOVAとニーノ・ロータの「Divertimento concertante」を共演。
第9回宝塚ベガ音楽コンクール弦楽器部門第3位。第2回よこすかベイサイドポケットミュージックフェスティバル国際コンクール第1位、あわせて横須賀市長賞受賞。第71回読売新人演奏会出演。トッパンホ一ルデビューコンサートオーディションに合格し、コンサートに出演。宮崎国際音楽祭、リゾナーレ音楽祭、小布施国際音楽祭等に参加。
これまでに永島義男、西田直文、石川滋の各氏に師事。また、フランコ・ペトラッキ氏のマスタークラスを受講。2003年4月NHK交響楽団入団。
現在、NHK交響楽団首席代行奏者。室内オーケストラARCUS(アルクス)メンバー。双子の兄(N響チェロ奏者)との「Duo Twins」でも活動中。東京芸術大学非常勤講師。




有森 直樹(Piano)

1965年生まれ。桐朋学園大学で学ぶ。日本音楽コンクール、日本モーツァルトコンクール第1位。
Whitaken 国際コンクール(米セントルイス)入選。日本国際音楽コンクール奨励賞。

安田謙一郎カルテットとベートーヴェン室内楽全作品演奏会に出演(全26回)。
ヴァイオリンの加藤知子、小林美恵、堀米ゆず子、久保田巧、クラリネットのCharles Neidic、フルートのHans Geong Schmeiser、各氏らと共演。
日本フィル、新日本フィル、東京都交響楽団などと、チャイコフスキー、バルトーク、モーツァルト、ブラームス、ラフマニノフの協奏曲を共演した。
現在 国立音楽大学において専任講師、桐朋学園大学にて非常勤講師を勤める。




諸田 由里子(Piano)

5才よりピアノを始める。
桐朋学園女子高等学校を経て桐朋学園大学を卒業。上野久子氏に師事。室内楽研究科にてH.ピュイグ=ロジェ氏に師事。 第一回淡路島国際室内楽コンクール第二位受賞。第一回日本室内楽コンクール優勝。
イタリアのキジアーナ音楽院にて全額スカラシップを得てリッカルド・ブレンゴラー氏に師事し、ディプロマを取得。 その後ウィーンに留学、ミヒャエル・クリスト氏のもとで研鑽をつむ。 帰国後はソロ活動、多くのアーティストのリサイタルの伴奏、室内楽奏者として数多くのコンサートに出演している。 第三回より国際オーボエコンクールの公式ピアニスト、長野アスペン音楽祭、浜松イーストマン音楽祭、石川ミュージックアカデミーなど多くの音楽祭の公式ピアニストを務めている。
活動は日本国内のみならず、国際交流基金によるオーストラリア、ニュージーランドへの派遣でのコンサートツアーをはじめ、諏訪内晶子氏との3度にわたる台湾でのコンサート、フランス・ノワイエミュージックフェスティバルへの参加等、海外でのコンサートも数多い。 最近はソロ・リサイタルを精力的に行い、その透明で美しい音色と確かな解釈で、毎回質の高い演奏が評判となっている。
また室内楽奏者としては卓越したバランス感覚を持ち共演者からの信頼も厚い。ピアニストとして活動しながらもフランスの巨匠クリスチャン・イヴァルディ氏に定期的にアドヴァイスを受け常に進化し続けている。
ライヴノーツ、ナミ・レコードよりファーストアルバム「諸田由里子ピアノリサイタル」
セカンドアルバム「ドビュッシー:版画 諸田由里子ピアノリサイタルU」をリリースしている。
公式ホームページ:yurikomorota.com

水野 信行(Horn)

長野県須坂市生まれ。県立須坂高等学校在学中よりホルンを始める。
1970年〜75年ドイツ、デトモルト音楽大学に留学、研鑽を積む。
1973年ドイツ、ホッホシューレ音楽コンクール・ホルン部門第2位入賞。
1983年ロンドン王立音楽院にてアソシエート・ディプロムを取得。
1990年第4回グローバル音楽奨励賞受賞。
谷中甚作、M.ツィラー、M.ヘルツェル、P.ダム、H.バウマンの各氏に師事。

1975年〜80年ドイツ、アーヘン市立歌劇場管弦楽団主席ホルン奏者、1980年〜2003年3月バンベルク交響楽団主席ホルン奏者を務める。
日本ではサイトウキネン・オーケストラ(1987〜2005)、水戸室内管弦楽団(1990〜2007)で、長年にわたりトップ奏者として貢献。草津夏期国際音楽アカデミー&音楽祭では度重ねて講師を務め、多くのソロや室内楽演奏に参加する。

33年間のドイツ生活に終止符を打ち、2003年4月に完全帰国。本拠地を東京へ移し、現在は東京音楽大学教授、沖縄県立芸術大学講師、東京芸術大学講師(2004〜2007)として後進の指導を中心に、室内楽、ソロと幅広い演奏活動を続けている。

CD:
   #「ホルンと弦楽アンサンブルの楽しみ」/Meister Music社
   #「ロマンティッシェ・ホルンムジーク」/Meister Music社
   #「ドレスデンの思い出」/Meister Music社
その他、バンベルク交響楽団、サイトウキネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団のレコーディングには常時参加。