トゥール市交響楽団首席指揮者
パリ”ロラトゥワール・デゥ・ルーブル”教会音楽監督
パリ”エコール・ノルマル・ドゥ・ムジク”教授
1926年パリ近郊モントルージュに生まれる。パリ高等音楽学校、エコール・ノ
ルマル・ドゥ・ムジクを経てストラスブール音楽院でクリュイタンス、ジャン・フ
ルネ、モーリス・デュリフレ等に師事、ファゴットの他、ピアノ、和声学、作曲法、
指揮法を学んだ。卒業後パリ大学オーケストラの指揮者をつとめたが、1950年
からファゴット奏者としてストラスブール放送響、ヴィンタートゥーア市響等で活
躍、この間フルトヴェングラー、ヒンデミット、アンセルメ、クーベリック等の大
家から助言を得た。
1958年トゥール国立音楽院教授、1960年トゥール市交響楽団の首席指揮者
兼芸術監督に就任、現在にいたっている。多数のレコーディングがあるが、シュー
ベルトの未完成交響曲の第3、4楽章補筆版の演奏は話題を呼んだ。またアントル
モン、シェリング、グリュミオー、フルニエ、ランバル、アンドレ等大家との協演、
海外オーケストラへの客演指揮者としてのたびたびの活動等によって、国際的な名
声を得ている。
[1990 9/26 第48回定期演奏会プログラムより]