家田厚志(いえだあつし)

1955年2月神戸生まれ。大阪追手門大学心理学科(音響心理学専攻)卒業。 音響心理学を加藤徹、指揮を山岡重信氏に師事。
1980年より、二期会、ステファノ・オペラ劇場などの指揮者として活動を開 始。以来、「魔笛」「フィガロの結婚」「愛の妙薬」「ヘンゼルとグレーテル」 「カルメン」「椿姫」など、数多くのオペラ公演を指揮。
最も注目を浴びたのが、1988年4月、劇団四季において、大きな話題を呼ん だ「オペラ座の怪人」の日本初演を指揮。劇的な成功を収めた。
以来、「行く先々で旋風を巻き起こす」と評判になり、オーケストラにおいても、 新星日本交響楽団、東京シティフィルハーモニック、N響団友オーケストラ、群 馬交響楽団、ニューフィルハーモニー千葉などのプロ・オーケストラを指揮して、 個性的な名演を数多く生み、常に話題を呼んできた。海外においても、その動向 が注目されており、1986年9月、ウクライナ(旧ソ連)にて、世界有数のキ エフ・バレエ劇場管弦楽団を指揮し、大成功を収めた。この模様は、テレビでウ クライナ全土に放映された。
さらに1994年から1996年の間まで中国・上海放送交響楽団常任指揮者を 努める。この間、ヴァイオリンの巨匠アイザック・スターンを招いて協奏曲を共 演する等、同団の実力、地位を飛躍的に向上させた。
その活躍は音楽の世界にとどまらず、ラジオのD・J、テレビコマーシャル等で も異色の個性を発揮している。
現在、上海交響楽団首席客演指揮者。

[1999 3/14 第66回定期演奏会プログラムより]

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