森口真司(もりぐちしんじ)

大阪府出身。
6才よりピアノを始め、高校時代よりオーケストラ活動に取り組 む。京都大学文学部在学中より指揮を田中良和氏に師事。
その後、東京芸術大学音楽部指揮科に入学、1993年卒業と同時に同大学大学院 音楽研究科に進学し、さらに研鑚を積む。1995年修士課程終了。
在学中に指揮法を遠藤雅古、フランシス・トラヴィス、若杉弘、岩城宏之、ピアノ を角野裕、ソルフェージュをアンリエット・ピュイグ=ロジェ、藤井一興、野平一 郎、和声法を広瀬量平の各氏に師事。
1995年5月にチェコのプラハにて行われた第47回「プラハの春」国際音楽コ ンクール指揮部門で第3位受賞(1位なし)、同時に「プラハの春」国際音楽祭に 出演し、ドヴォルザークホールにおいてプラハ放送交響楽団を指揮し、その演奏は FM東京で放送された。
これまでに東京シティフィルハーモニック管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響 楽団、群馬交響楽団、東京佼成ウィンドオーケストラ等に客演、好評を博す。
また1997年2月にサントリー・ホールで行われた東京佼成ウィンドオーケスト ラとの演奏はCD化されている。
オペラにも積極的に取り組み、これまでにモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」 「魔笛」、プッチーニ「外套」、チレア「アルルの女」「アドリアーナ・ルクヴルー ル」、チマローザ「秘密の結婚」、レハール「メリー・ウィドウ」を上演、また団 伊玖磨「ひかりごけ」の24年振りの蘇演、長野オリンピック文化・芸術祭参加作 品一松下巧「信濃の国・善光寺物語」や二期会の音楽スタッフとして活躍、オペラ 指揮者としても高く評価されている。

[1998 9/13 第65回定期演奏会プログラムより]

<-戻る