井上喜惟(いのうえ・ひさよし)
 1962年東京生まれ。母からピアノの手ほどきを受けた後、山岡優子、高木東六に師事。16歳で渡欧し、ウィーンでブルーノ・ザイドルホーファー、ブランコ・チュベルカにピアノを、クルト・ヴェスに指揮を学ぶ。その後ドイツでセルジュ・チェリビダッケ、ホルスト・シュタイン、ガリー・ベルティーニの下で研鑽を重ね、また、レナード・バーンスタインの薫陶も受ける。この間、小澤征爾、イサーク・カラブチェフスキーのアシスタントも務めた。

 1992年、チェコ国立ブルノ・フィル定期演奏会を指揮して正式デビュー。その後、チェコ、ポーランド、旧ソ連各地を中心に活動を広げる。アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団常任客演指揮者。(1998年から顧問も兼任)
 2001年6月にアルメニア国立放送交響楽団音楽総監督、首席指揮者に就任。ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ音楽総監督。

 中野区在住。