山田和樹 (やまだ・かずき)
 1979年秦野市生まれ。幼少の頃より木下式音感教育を受け、ピアノ・ソルフェージュ・声楽を学ぶ。秦野市立渋沢小・渋沢中を経て、神奈川県立希望ヶ丘高校では吹奏楽部学生指揮者を務める。高校二年の終わりにプロオーケストラを指揮したのを機に指揮者を志す。
2001年、東京芸術大学指揮科を卒業。安宅賞受賞。指揮法を松尾葉子・小林研一郎の両氏に師事。また2002年、ザルツブルグ・モーツァルテウム・サマーアカデミーに参加、ゲルハルト・マルクソン氏に指導を受ける。 在学中、芸大生有志オーケストラを結成し、ベートーベン交響曲全曲演奏という快挙を達成し話題となる。他にもシューマン・ブラームス・ボロディンなどの交響曲全曲演奏を果たしており、幅広いレパートリーを持つ。 これまでにブルガリアVARNAフィル、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団など数多くのプロ団体を指揮するほか、千葉県少年少女オーケストラや茅ヶ崎交響楽団など全国約50以上ものアマチュア団体の指揮指導にもあたってきた。
その指揮ぶりは『ロマン派作品が得意なようで、いまどき珍しいほどのロマンティックな音楽をつくる。明晰で表現意欲も旺盛』と評された(音楽現代誌)。
2005年、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに就任。
2006年、四国初のプロオーケストラである瀬戸フィルハーモニー交響楽団のミュージック・アドバイザーに就任。
また現在、横浜シンフォニエッタ音楽監督、下田市文化会館事業アドバイザー、くらしき作陽大学非常勤講師も務める。
CD「東京混声合唱団愛唱曲集〜懐かしいアメリカの歌〜」をフォンテックよりリリース。
秦野市交響楽団とは今回が初共演。地元でオーケストラを指揮する機会も初となる。
今後の活躍が期待される指揮者の一人である。