海外では2011年フランスのアングレームで開催されたコミクストゥス音楽祭に招待され、音楽祭室内アンサンブルを指揮。シェーンベルク、ミヨー、リヒャルト・シュトラウスなどの作品を演奏し好評を博す。翌2012年にも同音楽祭に招待され、フランス中部のトゥール歌劇場との共同制作によるコンサートを指揮し、メゾ・ソプラノのニコル・ブーシェ、俳優のマルク・ルグラと共演。さらにアングレームにあるフォーレ音楽院の教授と学生からなる “オルケストル・エクトル・ベルリオーズ”の定期公演および演奏旅行にも客演し、すべての公演を成功に導き、新聞各紙で高い評価を得た。2017年にはオーストリア・アイゼンシュタットにあるエステルハージ宮殿内のハイドンザールでハイドンのハルモニー・ミサとオペラ「月の世界」の公演で指揮を務め、満員の聴衆から絶賛された。また2018年にチェコのプラハで行われた「プラハ・クラシックス」音楽祭に招待され、チェコ・フィルとプラハ放送交響楽団のメンバーらと共にドヴォルザークの交響曲第8番他を演奏し高い評価を受けた。今後イタリア・トスカーナ州で開催される「オルベテッロ・ピアノ・フェスティバル」に招聘されている。
(2024年6月掲載)
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