管弦楽団員考察

管弦楽団データ考察

これは当管弦楽団の団員の個人データを元に、団の姿を浮き彫りにしようとする初の試みです。
しかしまあ、いろんなことがわかりますねえ。管弦楽団という集団を知る参考の補助の導入の概論としてお読みください。
なお、グラフ上にマウスポインタを置くと割合が表示されます。

1：男女比

男：女

これはまさしく大変なことではないか。大学全体の男女比は835：1,097、男性は43%にのぼるというのに、
我が管弦楽団では哀れ、24%というまさにマイノリティと呼ぶにふさわしい割合で細々と生存しているのだ。

こういった書き方から容易に想像していただけるように、はい、男子団員うはうはパラダイス！
合宿では部屋が二つしか与えられず、行事の更衣室はなきに等しいありさま。
こういう現状を見るにつけ、私は「女性の社会進出」などということよりも「数の暴力」という言葉を思い出すのであります。

しかしながら我らが麗しくかつ心優しき女性団員に囲まれ、非常に幸せな男子団員なのでありました。

2：楽器比

弦：木管：金管：打楽器

これまた恐ろしい結果になっている。弦楽器が軽く50%を超えてきている。でもまあそんなものか。

ちなみに弦楽器・管楽器で男性はちょうど半数存在しているが、これはつまり、弦楽器の方が男性の比率が低いということで、
さらなるジゴ、いや、天国が彼らの周りに展開していると言う訳である。

しかし練習場所に関しては弦楽器が冷遇されているといえよう。なんせ管楽器、特に金管楽器の類は音量が大きいため、
一つの部屋で練習できる人数に限りがありまくる訳である。その結果、弦楽器は部屋に詰め込まれて練習しなければならないのである。
ところが金管楽器においては女性優位が特に甚だしいため、
あらゆる場において金管男子の人権が蹂躙されているのは言うまでもない。（これは多分にTpパート男子の責任による）

打楽器に関しては最も練習場所の安定が確保されており、個人練すなわちパー練という理想的な状態が維持されている。
ちなみに打楽器のグラフが青いのは彼女のズボンの色をならったものである。

3：回生比

1：2：3：4～

これはなかなか拮抗しておりますな。僅差で2回生が一位である。
我が団では「猫も歩けば2回生に当たる」という交通標語があり、事故防止に努めている訳であるが、
実際に私が交通量調査をしたところ、やはり2回生に遭遇する機会が多かったという気のせいによる結果だった。

ここで気になるのはやはり「4～」という含みのある表現であるが、複数の留年学生がおります。
なかでも学内的に親玉回生といえるグウタラ学生がいて、これがまたどうしようもないのであった。

3回生は少ない数ながらよく見かける人たちであり、ここでは確率論が通用しないのであります。

1回生はそんな優しき先輩たちに囲まれてグレないよう、大事に大事にされております。これホント。

4：学科比

教育系：文科系：理科系：芸術系

これは毎年入試制度が変わるので何ともいえないが、11年度の新入生の割合からいうと、
20%、29%、39%、12%ということになっている。

やはり芸術系の健闘が光る。倍以上の割合になってますな。そして内訳でもなぜだか美術の人が多いんです。
音楽科のかたもおられますが、美術の半分以下です。音楽科のひとってあんまりクラブやらないんだろうか。

芸術系の健闘に押され、他の学科は軒並み平均を下回ってますね。
多数派は一応理系となっています。でもそれが理論的音楽構築につながっているかといえば、答えは知りません。

ただ、「ジッケン」とか「ビセキ」とか「カンブン」などという当方意味不明の言葉が飛び交うのも事実です。

5：実家所在地比

東北：関東：中部・北陸：関西：中国・四国：九州

こりゃまあ、当然の結果ですな。東北や九州の人は東京か、福岡で止まるのでしょう。
ところで中国地方の内容は、ほとんどが山陰地方です。鳥取と島根とどちらがすごいか、などという
実に不毛な論争をなさっておられます。
そのうち倉吉と米子ではという、内輪もめを越えた完全な泥仕合になるのです。

このデータはあんまり面白くないのでもうひとつ。
通学圏調査

京都府：隣接府県：非隣接府県

なんとまあ、非隣接府県（兵庫県、丹波地方では隣接）からの通学者が7%もいます。これは一つの旅ですな。
定期代と下宿費用を天秤にかけた結果なのでしょうが、素晴らしい根性ですねえ。
帰れなくなっても新幹線という最終手段があります。

ただ、奈良県橿原市とか滋賀県甲賀郡なんかを隣接府県として括っていいのかという疑問はありますが。
そんな遠方よりはるばるいらっしゃる方々に敬意を表して、この考察を終わることにします。

調査協力：PIH統計局

特別付録：決めうちパート表オケの各パートを○○に例えると？？

パート	キャラクター	食べ物	植物	動物	国籍	乗り物
コメント
ヴァイオリン	最大多数の最大不幸	幕の内弁当	すみれ	しまうま	アメリカ合衆国	乗合バス
なんせ大所帯なので大変そうなのに不思議とまとまりを見せるパート。ひとりひとりは修行僧のようであるが、集団になると・・・やっぱり修行僧の集団。個性度★★★★★★☆☆☆☆酔っ払い度★★★★★★★☆☆☆
ヴィオラ	特殊部隊	フグ刺し	ウツボカズラ	軍隊アリ	中国	攻撃ヘリ
俺達に触るとヤケドするぜパート。個性強烈。楽器に似合わん・・・皇太子も演奏する楽器というのに。なんだか特攻野郎Aチームみたいだ。個性度★★★★★★★★★☆酔っ払い度★★★★★★★★☆☆
チェロ	ビックリ箱	カルボナーラまん	ひまわり	Mr.マリック	イタリア	アポロ11号
驚愕の連続のパート。開けてビックリ玉手箱。大音声に驚く暇もなくニキビが飛んできたり、要するに危険地帯。個性度★★★★★★★★☆☆酔っ払い度★★★☆☆☆☆☆☆☆
コントラバス	ひるどき日本列島	睡眠薬	ケシ	たれぱんだ	夢の世界	湖ボート
全く平和な合奏中お昼寝パート。楽器も安定がよろしいようで。ふわふわした雰囲気に一名の異物も飲み込まれてゆく・・・しかし、今日も平和。個性度★★★★★★☆☆☆☆酔っ払い度★★☆☆☆☆☆☆☆☆
フルート	禅問答	精進料理	ペンペン草	ピグモン	南アフリカ	潜水艦
まさしくSpirit of ZEN...。禅の心を持ったコミュニケーションが繰り広げられています。ああ言えばこう踊る、のようなアクロバティックな行動が楽しいパート。個性度★★★☆☆☆☆☆☆☆酔っ払い度★★★★★☆☆☆☆☆
オーボエ	リードの反乱	ひじき	あじさい	ハムスター	オーストラリア	新幹線100系
難しいので有名な楽器パート。わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい。入り入り不利背理法！なんかCMが違う気もするが、リード調節が難しいと入りは不利で数学科。意味不明。個性度★★★★★☆☆☆☆☆酔っ払い度★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
クラリネット	ザ・師弟	無着色キムチ	ギンジョウソウ	仏陀	M78星雲	南海特急ラピート
いわゆる個性派パート。スパルタン新入生ここにあり。キャラクターは正反対ながら、仲がよい。人は見かけによりません。はい。個性度★★★★★★★★★★酔っ払い度★★★★★★★☆☆☆
ファゴット	栄養失調	ふりかけ	スズメノエンドウ	ウスバカゲロウ	タスマニア	奈良線快速
雨ニモマケズ、風ニモマケズ。賢治には食糧はあったようだが、ここにはない。それでも長い木の筒は今日もそびえたつ。ここに一人の男の姿あり。個性度★★★★★★★★☆☆酔っ払い度★★★★★★★★★☆
ホルン	恋する乙女ズ	マスカット	きえさり草	乙女ズ	トルコ	ホンダオデッセイ
女性4名によって構成される恋するパート。神出鬼没。はっきり物を言う人が多いのも特徴。現代日本若年女性的パート。まさにそうだが。個性度★☆☆☆☆☆☆☆☆☆酔っ払い度★★★★★★☆☆☆☆
トランペット	体育館裏	トム・ヤム・クン	ラフレシア	野獣一般	インドネシア	ぞうり
素晴らしきかな青春。体育館の裏で待ってるゼ。そんでもって「いいパンチ、持ってるじゃねえか。」ってなもんでして。友情に乾杯！タンギングには完敗！個性度★★★★★★★★★☆酔っ払い度★★★★★★★★★★
トロンボーン	隠密同心	王将フルコース	熱帯雨林	闘牛	中東一帯	2トントラック
恐怖の隠密行動パートにしてなぜだか強烈な存在感あり。華やかさとか高貴さとは程遠く、管楽器の最低音部を汗だくになりながら支えている感じ。仲がいいんだか悪いんだか、それすら不明。個性度★★★★★★★★★★酔っ払い度★★★★★★★☆☆☆
パーカッション	闘う東北人	さくらんぼ	稲	ガチャピン	山形	グライダー
進め、はえぬき！闘え、どまんなか！その熱き想いをマレットに込めて楽器を叩きのめせ！非常に温厚なパート員とパートのギャップがすばらしい。ちなみに彼女の土産は極めて美味。個性度★★★★★★☆☆☆☆酔っ払い度★★★★★★★★★☆

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