記念コンサート

記念コンサート
2021年7月31日(土)
@尼崎市立武庫東生涯学習プラザ

学生指揮 関 洸次郎

曲目
ドヴォルジャーク / 交響曲第8番 ト長調 作品88 より 第1楽章, 第4楽章(抜粋)


〈本番までの歩み〉
 2020年3月ころから日本でも蔓延した新型コロナウィルスがおさまらない中、2021年6月27日に第137回定期演奏会が予定された。部員一同が不安を感じていたが、1年に2度の定期演奏会は4年間しかない大学生にとって諦めきれないステージだった。練習の始まりはコロナに対するオンライン勉強会からだった。陽性になった際の自宅隔離期間や感染対策などについて全員が正しい知識を身に着け、部活動に参加しなければならないという学校からの要請があったためだ。しかし、4/13に学校が定める活動制限レベルが上昇し、活動は60分以内20名以下という厳しい制限の中での活動が条件となった。全体でのtutti練習はできず各セクションやパートに分かれての練習など工夫を凝らして練習が開始された。

中止となった第137回定期演奏会

 そんな中、4/25兵庫県に緊急事態宣言が発令され世間的にも行動制限が要請された。練習場所として使用を予定していた公民館なども休館となり部活動を行える場所がないことや、部員の安全面を鑑み対面での部活動停止を決意した。その後も緊急事態宣言の解除の兆しは見えず、5月中旬に第137回定期演奏会中止を決定した。大きな舞台で仲間と一緒に音楽をする機会がなくなってしまった事実にやり場のない悔しさをにじませた。
 しかし、なんとしても本番を減らしたくないという思いから、運営メンバーや今年度卒団となる4年生で会議を行い代替のコンサート催行を決意した。今後の思い出に残るようにと願いをこめられ「記念コンサート」と名付けられた。練習期間が短いことから、定期演奏会で予定されていた中から「ドヴォルザーク作曲 交響曲第8番1楽章,4楽章」を抜粋しての演奏となった。乗番の関係上参加することもできない部員もおり、全員の願いを叶えることができず心苦しい決断ではあったが、参加することができなかった部員の気持ちを思いながら練習再開を待った。その後、学校内での活動制限レベルが下がり6/29から部活動が再開された。本番まで1か月と短い中での練習期間だったが、自粛中に個人練習や譜読みに励んでいた1人1人の成果もあり工夫しながら練習を再開した。

【1月23日(日)】@宝塚市立東公民館
【1月31日(月)】アンサンブル大会@西宮市フレンチホール

 

〈演奏会当日〉
 コロナの感染者数が収まらないこともあり、無観客/オンライン上での配信となった。開催場所は尼崎市の公民館とし、学校から大型の楽器を運搬し会場へと運び込んだり、撮影の準備を行ったりとイレギュラーな準備から始まった。短時間ながらリハーサルを終え、無事に演奏を終えることができた。短い練習期間ながら、長らく会うことのできなかった他セクションの仲間と一緒に過ごせたかけがえのない時間だった。本音を言えば、大学生の一大イベントである飲み会も例年通りしたいところではあったが、演奏会後も感染が広がることなく無事に終えるためにリモート飲み会を開催した。
 さらに第137回定期演奏会で公開する予定だったパンフレットを記念コンサート向けに渉内メンバーが作成してくれた。実行できずに終わってしまった第137回定期演奏会のためにも運営は動き出していた事実も関学オケの歩みに刻み、記念コンサートは私たちの関学オケでの思い出の一つとなった。

(105期 M.N.)

〈本番までの歩み〉
 2020年3月ころから日本でも蔓延した新型コロナウィルスがおさまらない中、2021年6月27日に第137回定期演奏会が予定された。部員一同が不安を感じていたが、1年に2度の定期演奏会は4年間しかない大学生にとって諦めきれないステージだった。練習の始まりはコロナに対するオンライン勉強会からだった。陽性になった際の自宅隔離期間や感染対策などについて全員が正しい知識を身に着け、部活動に参加しなければならないという学校からの要請があったためだ。しかし、4/13に学校が定める活動制限レベルが上昇し、活動は60分以内20名以下という厳しい制限の中での活動が条件となった。全体でのtutti練習はできず各セクションやパートに分かれての練習など工夫を凝らして練習が開始された。
 そんな中、4/25兵庫県に緊急事態宣言が発令され世間的にも行動制限が要請された。練習場所として使用を予定していた公民館なども休館となり部活動を行える場所がないことや、部員の安全面を鑑み対面での部活動停止を決意した。その後も緊急事態宣言の解除の兆しは見えず、5月中旬に第137回定期演奏会中止を決定した。大きな舞台で仲間と一緒に音楽をする機会がなくなってしまった事実にやり場のない悔しさをにじませた。
 しかし、なんとしても本番を減らしたくないという思いから、運営メンバーや今年度卒団となる4年生で会議を行い代替のコンサート催行を決意した。今後の思い出に残るようにと願いをこめられ「記念コンサート」と名付けられた。練習期間が短いことから、定期演奏会で予定されていた中から「ドヴォルザーク作曲 交響曲第8番1楽章,4楽章」を抜粋しての演奏となった。乗番の関係上参加することもできない部員もおり、全員の願いを叶えることができず心苦しい決断ではあったが、参加することができなかった部員の気持ちを思いながら練習再開を待った。その後、学校内での活動制限レベルが下がり6/29から部活動が再開された。本番まで1か月と短い中での練習期間だったが、自粛中に個人練習や譜読みに励んでいた1人1人の成果もあり工夫しながら練習を再開した。

 

〈演奏会当日〉
 コロナの感染者数が収まらないこともあり、無観客/オンライン上での配信となった。開催場所は尼崎市の公民館とし、学校から大型の楽器を運搬し会場へと運び込んだり、撮影の準備を行ったりとイレギュラーな準備から始まった。短時間ながらリハーサルを終え、無事に演奏を終えることができた。短い練習期間ながら、長らく会うことのできなかった他セクションの仲間と一緒に過ごせたかけがえのない時間だった。本音を言えば、大学生の一大イベントである飲み会も例年通りしたいところではあったが、演奏会後も感染が広がることなく無事に終えるためにリモート飲み会を開催した。


 さらに第137回定期演奏会で公開する予定だったパンフレットを記念コンサート向けに渉内メンバーが作成してくれた。実行できずに終わってしまった第137回定期演奏会のためにも運営は動き出していた事実も関学オケの歩みに刻み、記念コンサートは私たちの関学オケでの思い出の一つとなった。

(105期 M.N.)