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■指揮 井上 道義 Michiyoshi Inoue
1946年東京生まれ。桐朋学園にて斎藤秀雄氏に師事。1971年グィド・カンテルリ指揮者コンクールに優勝、一躍内外の注目を集め、国際的な活動を開始した。1972年セルジュ・チェリビダッケ主催の講習会にて1位を獲得、才能を高く評価された。1977〜1982年ニュージーランド国立響音楽監督、1983〜1988年新日本フィル音楽監督、1990〜1998年京都市響音楽監督、常任指揮者を歴任。オペラでは、1984年藤原歌劇団《蝶々夫人》を指揮しデビュー。1999〜2001年、Bunkamuraとエディンバラ国際フェスティバルの共同公演《トゥーランドット》を東京とエディンバラで指揮するなど数多くの公演に携わり、オペラ指揮者としても活躍。2002年マルセイユ歌劇場での《蝶々夫人》、《ナクソス島のアリアドネ》も絶賛された。1993年クーベリックの代役としてシカゴ響定期公演に登場、翌年も再び招かれた。またロンドンのロイヤル・フィルを定期的に指揮、マーラーの交響曲の録音も行った。その他ベルリン、ハンブルク、シュトゥットガルト、バーデン・バーデンの各放送交響楽団、ケルン・ギュルツェニヒ管、ミュンヘン・フィル、ドレスデン・フィル、フランス国立管、スカラ・フィル、レニングラード響、ハンガリー国立管、ボルティモア響、リール国立管等へも客演。1999〜2000年、マーラーの交響曲全曲演奏会を新日本フィルハーモニー交響楽団と行い「日本におけるマーラー演奏の最高水準」と高く評価された。2000〜03年新日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者在任中には、コンサート・オペラ・シリーズを行い、《道化師》&《カヴァレリア・ルスティカーナ》、《死の都》、《ナクソス島のアリアドネ》という意欲的な演目を取り上げ、自ら演出も担当しセンセーショナルな成功を収めた。
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