指揮 高関 健 Ken Takaseki
1955年東京生まれ。幼少よりピアノとヴァイオリンを学ぶ。桐朋学園大学在学中の1977年にカラヤン指揮者コンクールジャパンで優勝。翌年桐朋学園大学を卒業後、ベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミーに留学し、1985年までカラヤンのアシスタントを務めた。1981年タングルウッド音楽祭で、バーンスタイン、小澤征爾らに指導を受け、同年ベルゲン交響楽団との協演でヨーロッパデビュー。
1983年ニコライ・マルコ記念国際指揮者コンクール第2位に入賞。1984年ハンス・スワロフスキー国際指揮者コンクールに優勝し、翌年1月、日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会でデビュー。1991年にはNHK交響楽団定期演奏会に出演し絶賛を博した。
1994年“プラハの春音楽祭”“ウィーン芸術週間”を含む群馬交響楽団欧州公演を行い成功に導いた。その後も日本の数多くのオーケストラに客演するほか、ウィーン交響楽団、オスロ・フィル、ベルゲン響、デンマーク国立放響、ベルリン・ドイツ響、クラングフォーラム・ウィーン、I.パールマン、G.パウク、J.シュタルケル等と協演。1999年にプラハ放響、2000年にはケルン放響に客演し、いずれも好評を博している。また、2003年にリリースされた「日本作曲家選輯第6集松平頼則」での演奏も高い評価を受けている。
1986年〜90年広島交響楽団音楽監督・常任指揮者、1994年〜2000年新日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、1997年〜03年大阪センチュリー交響楽団常任指揮者などを務め、現在、群馬交響楽団音楽監督(1993年1月〜)、札幌交響楽団正指揮者(2003年4月〜)。
1996年6月渡邊暁雄音楽基金音楽賞受賞。