指揮 渡邊 一正 Kazumasa Watanabe

 東京生まれ。8歳の時、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団とハイドンのピアノ協奏曲を協演。

 1978年、80年、全日本学生音楽コンクール・ピアノ部門、小・中学校の部全国第1位。

 1987年〜89年渡欧、ダルムシュタット音楽アカデミー、ハンス・ライグラフ教授のマスター・クラスでピアノを学ぶ。

 1990年、第4回日本モーツァルト・コンクール最優秀伴奏者賞受賞。

 1991年、「桐五重奏団=協奏曲の夕べ」にて、東京フィルハーモニー交響楽団を指揮してデビュー。

 1992年、東京フィルハーモニー交響楽団指揮研究員となり、以降94年に副指揮者、96年から指揮者となる。

 1995年には広島交響楽団正指揮者にも就任。(2002年3月まで)

 東フィル定期、広響定期などで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、第5番「皇帝」、ラヴェル、モーツァルトなどの弾き振りを含むプログラムで好評を得る。

 また、1998年、2000年にはNHK交響楽団の指揮台に初登場、2003年には、オーチャード定期を指揮し、好評を博した。

 2000年には第69回日本音楽コンクール作曲部門本選会の演奏に、東京交響楽団と共に、コンクール委員会特別賞を贈られる。

 海外では2003/2004年のシーズンの、サンクトペテルブルク交響楽団定期公演(2004年4月)への客演を皮切りに、活動を始める予定である。

 コンサートのみならず、新国立劇場バレエ団、牧阿佐実バレエ団公演をたびたび指揮し、好評を博している。

 現在、東京フィルハーモニー交響楽団指揮者。

 これまでに、指揮を堤俊作、岡部守弘の両氏に、ピアノを井口愛子、有賀和子、弘中孝、関根有子の各氏に、作曲を三善晃、宍戸睦郎、菅野由弘の各氏に師事した他、ヴァイオリン、ホルン、室内楽も学ぶ。


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