このページを閉じる

ヴァイオリン[桂冠コンサートマスター] 豊嶋 泰嗣 Yasushi Toyoshima

 桐朋学園大学卒業と同時に、弱冠22歳で新日本フィルのコンサートマスターに就任。1988年にサントリーホールでデビュー・リサイタルを行う。その後、国内外のオーケストラとの共演。一方では「ハレー・ストリング・クァルテット」を結成、カザルスホールのレジデントクァルテットとして活動した。また、数多くの室内楽プロジェクトの中心的存在でありサントリーホールのフェスティバルソロイスツのコ・ディレクター等務め、スターン、ヨーヨー・マ、ロストロポーヴィチ、世界的アーティストとの共演を重ねている。

 2000年3月に紀尾井ホールでリサイタル、10月からは2001年10月にかけてピアノの園田高弘氏とともに「ベートヴェン ソナタリサイタル」3回シリーズを好演。2003年、「豊嶋泰嗣協奏曲の夕べ」では新日本フィルと共演でシュポア、ヴュータン、ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲を一夜にして行った。2004年3月には指揮者としてもデビュー。益々意欲的に活動を展開している。

 コンサートマスターとしては、九州交響楽団(現・桂冠コンサートマスター)と新日本フィル(現・ゲスト・ソロ・コンサートマスター)を1997年より兼任。2005年より、兵庫芸術文化センター管弦楽団コンサートマスターに就任。

 CDはポニーキャニオンからソロを3枚リリース、室内楽のCDは海外レーベルも含め多数発売されており好評を得ている。

 1991年村松賞、第1回出光音楽賞、92年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。桐朋学園大学大学院講師。1719年製 アントニオ・ストラディバリウスを使用。