このページを閉じる

ソプラノ 野田ヒロ子 Hiroko Noda

 岩手県出身。

 東京音楽大学卒業、同大学研究科修了。在学中に東京音楽大学給費留学生として、1年間アメリカのインディアナ大学に留学。1992年第1回藤沢オペラ・コンクール入選。1996年からイタリアのヴェローナに留学し、2000年から第29回リクルートスカラシップ生として引き続きヴェローナで研鑚を積み、2002年1月に帰国。芹沢文子、クララ・バルロウ、パオラ・フォルナツァーリ・パッティ、エンツァ・フェッラーリの諸氏に師事。

 1998年産経新聞主催/東京国際声楽コンペティション優勝。同年、ハンガリーのブダペスト国際声楽コンクールで第2位に入賞し、ハンガリー国立劇場での『ラ・ボエーム』ミミでオペラ・デビューを飾る。続いて同プロダクションの提携公演として、ミミをイタリアのロヴェレート・ザンドナイ劇場、ドイツのルードヴィッヒハーフェン劇場で歌う。1999年はイタリアのロゼートゥム・プッチーニ・オペラコンクールで特別賞受賞。研鑽のかたわら、ニューヨーク、ヴェローナ、トレヴィーゾなど各地でコンサートに出演。

 日本では、2001年7月、リクルートスカラシップ30周年記念「夏のオペラ・ガラ・コンサート」に出演。

 2002年7月、第38回日伊声楽コンコルソで優勝し、8月31日にサントリーホールで開催された「入賞者披露演奏会」に出演。

 2003年1月、藤原歌劇団公演『ラ・トラヴィアータ〜椿姫〜』でヴィオレッタに抜擢され、日本でオペラ・デビューし、絶賛を博した。その後も、サントリーホールオペラコンサート「カルメン」のミカエラ、上越での小澤征爾音楽塾特別演奏会「こうもり」のロザリンデ、札幌交響楽団ならびに東京都交響楽団/広上淳一指揮でドヴォルザーク「スターバト・マーテル」など活躍を続けて、10月には藤原歌劇団「ロメオとジュリエット」にステファノで出演し、好評を博した。

 その後も、東京都交響楽団フォーレ「レクイエム」、読売日本交響楽団「パリアッチ」などに出演し絶賛を博している。今後の活躍が大いに期待されている。

 藤原歌劇団団員。