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バリトン 田中 勉 Tsutomu Tanaka

 オペラの振り出しは「フィガロの結婚」。その後、「賢い女」「宮廷楽士長」「イタリアのトルコ人」「コジ・ファン・トゥッテ」「道化師」「スザンナの秘密」「赤い陣羽織」「こうもり」「ピーター・グライムス」「子供と魔法」「カルメル会修道女の対話」「修禅時物語」等に出演。特に1989年大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス柿落とし公演の「ファルスタッフ」で絶賛を博す。 
 1984年度文化庁芸術国内研修員。1990~91年文化庁芸術家在外派遣研修員としてウィーン国立大学に留学。帰国後、「椿姫」ジェルモン、「ラ・ボエーム」マルチェッロ、‘94年関西歌劇団創立45周年記念公演「リゴレット」リゴレットで絶賛を博した。‘96年「お蝶夫人」シャープレス、‘97年「トロヴァトーレ」ルーナ伯爵、『なみはや国体』の秋季大会に於いて、開会式・閉会式で『君が代』を独唱。‘98年関西歌劇団創立50周年記念公演「アイーダ」アモナズロで好評。‘99年「ファルスタッフ」ファルスタッフを再演し絶賛を博す。‘00年「夜間飛行」リヴェール所長、「フィデリオ」ロッコ、「源氏物語」桐壺帝、‘01年「夕鶴」惣ど、‘02年「エウゲニ・オネーギン」オネーギン、「お蝶夫人」シャープレスを再演。‘03年「道化師」トニオ、「アドリアーナ・ルクヴルール」ミショネ、「沈黙」井上筑後守、‘04年「モモ」マイスター・ホラ、10月「トゥーランドット」ティムールなど多数出演。その他、オラトリオのソリストとしても、全国的に活躍中。第22回なにわ芸術祭新人奨励賞、第1回JSG国際歌曲コンクール聴衆特別賞を受賞。‘99年には、大阪府和泉市より文化功労賞を受ける。2000年1月には「ファルスタッフ」の歌唱、演技に対し第20回音楽クリティック・クラブ本賞を受賞。2005年大阪舞台芸術賞受賞。大阪音楽大学大学院歌劇専攻修了。樋本 栄、ワルター・モーア、ハンス・ホッター 各氏より指導を受ける。現在、大阪音楽大学教授。関西歌劇団理事。日本シューベルト協会常任理事。