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テノール 小貫 岩夫 Iwao Onuki

 同志社大学を経て、大阪音楽大学首席卒業。
 文化庁オペラ研修所第11期修了。
 1994年第13回飯塚新人音楽コンクール声楽部門大賞(文部大臣奨励賞他)。
 第36回日伊声楽コンコルソ第2位入賞。
 第5回コンセール・マロニエ21声楽部門最優秀賞受賞。
 読売新人演奏会、ABC新人コンサート、大阪音楽大学演奏会に出演。
 1998年より文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノへ留学。
 林誠、疋田生次郎、松本美和子、V.テッラノーヴァ、R.ネーグリ、E.ヘフリガーの各氏に師事。

 音大在学中の1995年、堺シティオペラ『魔笛』タミーノ役に抜擢され、テオ・アダムらの世界的歌手と共演し、デビュー。この成功により、ドイツ・ケムニッツ市立歌劇場より招聘を受け、1996年同役で出演し、地元紙より好評を得る。

 2000年、4月R.シュトラウス『サロメ』(若杉弘指揮)で新国立劇場デビューを飾り、5月J.ペーリ『エウリディーチェ』(若杉弘指揮)アミンタ、7月『コシ・ファン・トゥッテ』(現田茂夫指揮)、8月東フィル「オテロ」(大野和士指揮/演奏会形式)、その他『セヴィリアの理髪師』のアルマヴィーヴァ伯爵、『ウィンザーの陽気な女房達』フェントン、『ロング・クリスマス・ディナー』チャールズ等に出演する他、『リゴレット』マントヴァ公爵、『愛の妙薬』ネモリーノ等をレパートリーとしている。

 2001年新国・二期会共催公演『リゴレット』、二期会公演『ファルスタッフ』、2002年二期会・新国共催公演『忠臣蔵』、二期会公演『ニュルンベルクのマイスタージンガー』難役ダーヴィット、二期会『椿姫』に出演。04年1月新国・二期会共催公演『鳴神』では白雲坊役を好演。コンサートでは、留学中ミラノ・ジュネーヴ(ヴィクトリア・ホール)等でのコンサートに出演したほか04年、マルコ・アルミリアート指揮、読売日響による歌劇『道化師』<演奏会形式>、05年群馬交響楽団「スペインの時計」<演奏会形式>でも高い評価を得ている。また、主要オーケストラの公演にも数多く出演し、ベートーヴェン「第九」、ヘンデル「メサイヤ」、ヴェルディ「レクイエム」、ロッシーニ「小荘厳ミサ」などのソリストとして活躍。浜離宮朝日ホール「オペラに恋して」シリーズも、好評を得ている。2005年はびわ湖ホール『スティッフェリオ』に出演。

二期会会員