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ヴァイオリン 岡崎 慶輔 Keisuke Okazaki

 2005年に世界の権威あるコンクールの中でも、殊に難関のコンクールとして有名なミュンヘン国際音楽コンクールヴァイオリン部門で同部門史上4人目の第1位を受賞。日本人では21年ぶり2人目の快挙を果たす。これまでに、ヴィエニアフスキ・コンクール(シニア部門)(ルブリン)で日本人初の第1位、R・リピツァー賞コンクールで第1位及び4つの特別賞受賞。 シゲティコンクール、ハノーバーコンクール、エリザベート王妃音楽コンクール他、数々の主要な 国際コンクールで優れた成績を収める。現代曲の解釈と演奏に関しても高い評価を得ている。
 1979年福岡生まれ。母親の手ほどきで4才からヴァイオリンを始め、後にスズキメソードで学ぶ。13歳でメニューインに才能を認められる。14歳で北九州国際音楽祭TOTOクフモプライズを受賞し、クフモ室内楽音楽祭に出演。
 94年東京芸大附属高校を経て、96年ドイツに留学。99年文化庁芸術家在外研修員。03年ベルン音大 ソリスト・ディプロマ課程を首席で卒業し、Eduard-Tshumi-Preisを受賞。更にモーツァルテウム音大で研鑽。これまでに、浦川宜也、ザハール・ブロン、イゴール・オジムの各氏に師事。04年からベルリンフィル・カラヤン・アカデミーでサイモン・ラトル、安永徹、ガイ・ブラウンシュタインの各氏の下、ソリスト、室内楽及びオーケストラ奏者として幅広く研鑽を積む。又、同楽団の元、名コンサートマスターのミシェル・シュヴァルベ氏やヘルマン・クレバース氏の薫陶を受ける。
 オーケストラとの共演では、特に2005年ミュンヘン国際コンクール受賞記念演奏会で、ヤコフ・クライツベルク指揮バイエルン放響との共演は聴衆の絶賛を浴びると共に、その模様はドイツ国内外に配信され、大きな反響を呼んだ。
 これまでに、ユストス・フランツ指揮フィルハーモニア・ハンガリカとのドイツ・デビューを始め、ポール・マン指揮サンクトペテルブルグ・フィル他、ヨーロッパのオーケストラと多数共演し、絶賛を浴びる。イエフィム・ブロンフマンとの室内楽共演、又、ドイツ国内外での音楽祭に招かれて、室内楽ツアーやリサイタルを行ない、好評を得る。2006年5月にはフランク・オッル指揮によるイギリスを代表する現代音楽グループ BCMG(バーミンガム市立交響楽団々員で

構成)との委嘱作品の世界初演のソリストに抜擢され、その演奏は絶賛を博した。国内では、東響、日本フィル、群響、九響、東京ヴィヴァルディ合奏団等と共演の他、北九州国際音楽祭出演やリサイタルも好評を得る。

 2000年 コロムビアよりCD「デビュー!」をリリース。