このページを閉じる

■指揮 金 聖響 Seikyo Kim

 1970年1月、大阪府池田市で生まれた金聖響は、幼少期よりピアノやヴァイオリンを通じてクラシック音楽に開眼。14歳で家族と共に渡米し、ボストン大学の哲学科を経て、ニュー・イングランド音楽院大学院の指揮科修士課程を修了。小澤征爾氏とボストン交響楽団が中心となって行われているタングルウッド音楽祭に奨学聴講生として参加し、その後はウィーン国立音楽大学指揮科で湯浅勇治氏をはじめ、レオポルト・ハーガー氏らにも師事した。

 1998年、デンマークのコペンハーゲンで行われた若手指揮者の登竜門である「ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール」で優勝し、日本でも名前が知れ渡るようになる。その後「パシフィック・ミュージック・フェスティヴァル(P.M.F.)」などの音楽祭などで実績を重ね、国内外のオーケストラへ客演。デンマーク国立放送交響楽団やパリのラムルー管弦楽団における定期演奏会でも好評を博した。2003年4月から2006年3月まで大阪センチュリー交響楽団の専任指揮者に迎えられ、その後は日本各地の主要なプロ・オーケストラには定期演奏会を中心に客演し、特別演奏会や演奏ツアーなども指揮している。

 CD録音はオーケストラ・アンサンブル金沢を指揮して、ベートーヴェンの交響曲シリーズを継続中。2003年に交響曲第2番+第7番、同じく交響曲第3番「英雄」+「コリオラン」序曲という2枚をリリースし、その後交響曲第5番+「エグモント」序曲(2004年8月リリース)、そして2006年7月には交響曲第6番「田園」がリリースされた。また、シエナ・ウインド・オーケストラとともに録音したアルフレッド・リード作品集「リード!リード!!リード!!!」が2006年6月に、ジョン・ウィリアムズ作品集「ジョン・ウィリアムズ 吹奏楽ベスト!」が12月に、それぞれリリースされた。

金聖響公式サイト>>> http://www.seikyokim.com/