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テノール

Motoharu Aoyagi

 福岡県出身。国立音楽大学卒業。89年首都オペラ旗揚げ公演『オテロ』ロデリーゴでオペラデビュー。以後、『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥ、『オテロ』カッシオ、『パリアッチ』ペッペ、『メリー・ウィドー』カミーユ、ヴェルディ『海賊』コルラード、『ほほえみの国』グスタフ、スーホン、『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ、『椿姫』アルフレード、『カルメン』ドン・ホセ、『トゥーランドット』カラフ、『タンホイザー』タイトルロール等を歌う。

 台北、ソウルにおいてアジア8ヶ国オペラフェスティバルに出演。95年首都オペラ『万里の長城』では、主役ワン・チー・リャンを急病のテノールに代わり2晩連続で歌う。96年ベルリン・ドイツ・オペラの首席演出家ヴィンフリート・バウエルンファイントの薦めによりベルリンへ留学。ハンス・アイスラー音楽大学で研鑽を積む。『魔弾の射手』マックス、『パリアッチ』カニオ、『ジャンニ・スキッキ』リヌッチオ等を歌い、2000年8月帰国。

 以後『マクベス』マクダフ、『さまよえるオランダ人』エリック、『西部の娘』ディック・ジョンソン、『メリー・ウィドー』ダニロ、『タンホイザー』タイトルロール、『魔笛』モノスタトス、『ナクソス島のアリアドネ』舞踏教師、新国立劇場主催公演『サロメ』ナザレの各役。

 04年12月二期会オペラデビューとなった『イェヌーファ』(ヴィリー・デッカ演出、三菱信託音楽賞受賞作品)ラツァ・クレメニュで好評を博し、05年3月『魔笛』のモノスタトスも好評。同年10月二期会・ハノーファー州立歌劇場共同制作『さまよえるオランダ人』(エド・デ・ワールト指揮)エリックで絶賛され、06年5月にはハノーファーで日本側代表として同演出、同役を演じ、好評を得た。また07年2月H・アール・カオス主宰の大島早紀子による演出・振付で注目を集めた東京二期会『ダフネ』ではアポロ役を見事に演じ切ったことは記憶に新しい。コンサートでも「第九」ソリストを始め二期会サマーコンサート等に出演。類稀な一際力強い歌唱に定評があり、今後の活躍が楽しみな逸材である。                           

二期会会員