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バリトン 岩本 貴文 Takafumi Iwamoto

熊本市生まれ
熊本県立熊本工業高等学校工業化学科卒業
国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業
第28回熊本新人演奏会出演
二期会オペラスタジオ第36期マスタークラス修了
大島 俊治、岩津 範和、久岡 昇、太田 実、
イタリアに於いて、アデリーナ・カンビ、カルロ・メリチャーニ、アントーニオ・カランジェロ、マウロ・アウグスティーニの各氏に師事

大学卒業直後から主に東京において演奏活動を始める。
 リリカ・イタリアーナ・オペラ公演 オペラ「ラ・ボエーム」のショナール役に抜擢され、現在ミラノ・スカラ座やウィーン国立歌劇場などの歌劇場で活躍中の指揮者レナート・パルンボ氏と共演、同時にバリトン歌手としてデビュー。
 横浜交響楽団第481回定期演奏会では「カルメン」のダンカイロ役、東京シティオペラ「愛の妙薬」ではドゥルカマーラ役など軽妙な役も演じ、更にレパートリーを広げる。また、宗教曲からミュージカルといった分野にも進出し、幅広く活動する。
 1995年4月、更なる発声の完成を目指し、イタリア・ミラノ市に渡る。アデリーナ・カンビ、カルロ・メリチャーニの各氏に師事。その間ミラノを中心に多数のオペラやコンサートに出演。オペラ「トスカ」のスカルピア役と「フィガロの結婚」の伯爵役をミラノ・キオストロ劇場 (以下ミラノ市)、「愛の妙薬」のドゥルカマーラ役と「ラ・ボエーム」のショナール役をカーザ・デッラ・ノーテ ホール、「ラ・ボエーム」のマルチェッロ役と「愛の妙薬」のベルコーレ役、「椿姫」のジェルモン役をミラノ日本人学校にて歌いながら、勉強を続ける。
 その他ミラノ・グレーコ劇場制作オペラ (グレーコ劇場)「カルメン」のエスカミーリオ役、「カヴァッレリア・ルスティカーナ」のアルフィオ役、それに、ミラノ・フェリックスオペラカンパニー主催 (サン・クリストーフォロ劇場)「スザンナの秘密」のジル伯爵役などを歌い、いずれも好評を博す。
 また、ボランティア活動にも積極的に参加し、ミラノ・トゥリヴルツィオ総合病院やガララーテ市の老人大学主催コンサートなどにも数多く出演する。
 2002年、マリオ・デル・モナコ氏の弟子であるアントーニオ・カランジェロ、マウロ・アウグスティーニの各氏に師事し、バス歌手としての資質を指摘されバスに転向。
 2003年4月、故郷熊本に帰国。現在熊本を拠点に演奏活動を行う。

 熊本での主な演奏会では、6回のソロリサイタルに加え、熊本音楽院主催 G. マーラー 交響曲第8番、熊本大学合唱団第60回定期演奏会、J. S. バッハ「ロ短調ミサ」のバス・ソロを共演。また、熊本オペラ芸術協会公演「魔笛」ザラストロ役、テアトロ・リリカ熊本公演「ラ・ボエーム」コッリーネ役、同公演「カルメン」エスカミーリオ役にて出演。また、熊本城築城400年記念オペラ「南風吹けば楠若葉」に森本右近太夫   役にて出演。第16回熊本県高校総合文化祭ゲスト出演、 熊本県警察音楽隊定期演奏会ゲスト出演等、地域と密接な関係を築いている。

 北九州シティオペラ公演「リゴレット」スパラフチーレ役、仙台オペラを楽しむ会公演「トゥーランドット」ティムール役など他県でもお声をかけていただいている。

 首都圏では、首都オペラ公演 (神奈川県民ホール)「魔弾の射手」隠者役で好評を博し、その後、同公演 (同ホール)「運命の力」グアルディアーノ神父役、同公演(同ホール)「ドン・カルロ」宗教裁判長役、第6回LIP presents OPERA (足立区教育委員会共催、シアターセンジュ)「蝶々夫人」のボンゾ役、千葉県君津市民文化ホール主催「カルメン」スニガ役、第27回日生劇場公演(日生劇場)「利口な女狐の物語」神父役、東京二期会公演(東京文化会館) 「ダフネ(日本初演)」第4の羊飼い、同会公演(新国立劇場オペラ劇場)「魔笛」武士2役等を好演する。また、東京国際芸術協会主催W. A. モーツァルト「レクイエム」のバス・ソロや二期会週間出演(サントリーホール小ホール)など幅広く活躍している。

 今年5月には、東宝、ホリプロ、フジテレビ主催、鹿賀丈史の「シラノ」で、ミュージカルに初挑戦する。

 現在、平成音楽大学講師 RKK学苑「オペラを歌う」講座講師

 ヴィーブル合唱団常任指揮者 コラーレ・ヴェルディkumamoto 主宰

 熊本オペラ芸術協会監事 熊本県文化懇話会会員 東京室内歌劇場会員 東京二期会会員