石井克典 Solo Pianist 
浜松に生まれ、7才でピアノを始め、小高明子、加藤伸佳両氏に師事。
1983年全日本学生コンクール東京大会に第一位入賞後東京音楽大学付属高校、同大学に特待生として学び、中島和彦、弘中孝、田村宏の諸氏に師事。大学在学中、第59回日本音楽コンクール第3位入賞。卒業後、野島稔、中村紘子の各氏に師事。
1992年、日本ヴァン・クライバーン協会のリサイタルに出演後渡米。タングル ウッド音楽祭ミュージックセンターサマーセッションにフェローとして参加し、室
内楽とピアノをL.フライシャー、P.ゼルキンの諸氏に師事し、演奏会を行う。翌年、クリーヴランドのロベール・カサドシュ国際ピアノコンクールに第4位入賞後、ニューヨークのマネス音楽大学大学院に入学し、S.ブラウン女史に師事。1994
年一時帰国し、日本演奏家連盟文化庁共催の東京デビューリサイタルを東京文化会館小ホールにて開催。
1995年マネス協奏曲コンクールに優勝、翌年、マネス音楽大学院をジョセフ・ フィーデルマンピアノ賞を得て卒業。その後、ミシガンのギルモアキーボードフェ
スティバル1996に招待され、リサイタルを開催。夏には、ドイツ・リューベックの シュレスビヒ・ホルシュタイン音楽祭に奨学金を得て参加し、カール・ハインツ・
ケムマーリングに師事し、リサイタルを行う。
1997年3月、浜松国際ピアノアカデ ミーコンクール第一位入賞、ニューヨークでは、カーネギーホール、スタインウェ イホールで演奏会。7月にはフィラデルフィアのチェヒーサマーフェスティバルの
コンサートシリーズに招かれ、リサイタルを行い絶賛を博す等、アメリカと日本を中心に活発な演奏活動を続けている。
これまでに、ニューヨーク・ニューアムステルダムシンフォニーオーケストラ、オハイオ室内管弦楽団、マネスオーケストラ、東京シティフィルハーモニー、鹿児島交響楽団等と共演。
また最近ではウィーン・フィルの元主席フルート奏者W.トリッ プ氏、チャイコフスキーコンクール優勝者のチェリストであるシャポヴァーノフ氏、ヴァイオリニストの久保陽子氏、天満敦子氏やヴィオリストの兎束俊之氏らと共演やCDのリリースを重ね、室内楽奏者としても好評を得ている。さらにニューヨークのHoughton大学、東京音楽大学、大学院等で、後進の育成にも努めてい
る。 |
|