森口真司 Conductor

大阪府出身。京都大学文学部在籍中より指揮を田中良和氏に師事。1993年東京藝術大学音楽学部指揮科卒業、大学院音楽研究科に進学、1995年修士課程修了。在学中に指揮法を遠藤雅古、フランシス・トラヴィス、若杉弘、岩城宏之の各氏に師事する。

1995年プラハの春国際音楽コンクール指揮部門に於いて第3位受賞(1位なし)。同時にプラハの春国際音楽祭に出演しプラハ放送交響楽団を指揮、その模様は東京FMで放送された。

以降、東京フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、札幌交響楽団、 仙台フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団等、全国各地のオーケストラに客演する。2004年4月にはオーケストラ・アンサンブル金沢のヨーロッパ演奏旅行に同行、オーストリア(キットゼー)、ベルギー(ブリュッセル、ゲント)公演を指揮して大好評を得た。

吹奏楽の分野では、東京佼成ウィンドオーケストラに度々客演し、1997年サントリーホールにおける演奏はCD「吹楽。として発売されている。1998、2001年には全日本吹奏楽コンクールの全国大会の審査員を務めた。また、2000、2003年のアジア音楽祭に出演、2004年にはオペラ「妖精の唄う島」(北條美香代作曲、愛媛県民オペラ)、「時の果てまで」(多田栄一作曲、石川県立音楽堂委嘱作品)を初演するなど現代音楽にも積極的に取り組む。

近年は合唱音楽にも活動の場を広げ、東京混声合唱団、NHK交響楽団定期公演「復活」、二期会合唱団)、東京都交響楽団「第九」、東京交響楽団「椿姫」、二期会「イエヌーファ」等の合唱指揮者を務めた。二期会、新国立劇場等の音楽スタッフとして、チョン・ミュンフン、クラウス・ペーター・フロール、アッシャー・フィッシュ、若杉弘、井上道義、佐藤功太郎ら名指揮者のアシスタントをつとめるなど、オペラ指揮者としての手腕も極めて高く評価されている。

現在、オーケストラ・アンサンブル金沢専属指揮者、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス。



Copyright Ensemble Meson All rights reserved