真岡市民交響楽団について

2018年12月現在
 栃木県南東部に位置するイチゴ、木綿、SLの街・真岡(もおか)市に本拠地を置く市民交響楽団です。
 1982年10月 地元の音楽愛好家が集い真岡市民交響楽団として発足。これまでに58回の定期演奏会を開催し、昨年2017年には創立35周年を迎えました。
 現在、毎年5〜6月、12月頃の年2回、定期演奏会を開催しております(ただし、2011年のみ東日本大震災の影響で10月1回のみの開催)。
 この他に、毎年11月に恒例となった真岡市民音楽祭に出演。
 また、不定期ですが、少人数でのアンサンブル(弦楽、木管、金管)の依頼演奏を行なっています。
 さらに、真岡市制40周年記念(1994年)、50周年記念(2004年)として開催された第九演奏会の交響楽を担当し、
 2014年12月13日に開催された真岡市制60周年記念事業第九演奏会の交響楽も担当いたしました。
 現在の団員数は約60人。年齢層は20代〜60代までと幅広く、30代〜40代が中心となって活動しています。
 弦トレーナーとして上保朋子氏、生沼晴嗣氏、大津三男氏、平山慎一郎氏、木管トレーナーとして菅原恵子氏にご指導いただいております。
 2009年より、常任指揮者として佐藤和男氏を迎え、日々練習に励んでおります。
 創立当初の目標である「300年継続する市民オーケストラ」をめざし活動を進めていきますので、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
 ※ちなみに最古のオーケストラ(1748年創立:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(ドイツ))はまだ創立270年程度である。

真岡市民交響楽団
(真岡市制50周年記念第九演奏会 2004年12月12日 真岡市民会館)

常任指揮者  佐藤 和男  Kazuo Sato

 高根沢町出身。宇都宮東高校を経て宇都宮大学教育学部音楽科に入学。
在学中、鈴木尚雄氏のもとで主にオーケストラ音楽についての研究を重ね、
卒業後、東京音楽大学指揮科に入学し、三石精一氏に師事する。
1990年イタリアに渡り、キジャーナ音楽アカデミーに於いてフェルディナント・ライトナー氏に師事。
主にドイツ古典派・ロマン派のレパートリーを学び、同アカデミー主宰の演奏会に於いて、
ルッセ・フィルハーモニー管弦楽団、及びソフィア交響楽団を指揮する。
 また、オペラ研修所“ラ・フチーナ”に於いて、ニコラ・サマーレ氏のもとでイタリア・オペラの研鑽を積み、
ローマでの同研修所公演に於いて、プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」等を指揮する。
1993年、アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールに入選。
クライオーヴァ歌劇場管弦楽団などを指揮した後、1995年に帰国。
現在は、各地のオーケストラ、オペラ等で指揮活動をしている。
2009年より真岡市民交響楽団常任指揮者。




弦トレーナー  上保 朋子  Tomoko Joho

 栃木県小山市在住。4歳からピアノとヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科を経て、
桐朋学園大学音楽学部演奏学科を卒業。現在、オーケストラ、ソロ、室内楽など多方面で活動。
 これまでに、山田かをる、松原広地、坂口真紀、鷲見健彰、石井志都子の各氏に師事。
WAO弦楽四重奏団第一ヴァイオリン奏者。MCFオーケストラとちぎ コンサートミストレス。
小山評定ふるさと大使。



弦トレーナー  生沼 晴嗣  Seiji Oinuma

 栃木県下野市出身。小山市在住。東京芸術大学付属高校を経て、1970年、同大学卒業後、
日本フィルハーモニー交響楽団に入団。1973年退団。
 故岩本政蔵、故井上武雄、故浅妻文樹、イツァーク・ショッテンの各氏に師事。
その後、古典音楽協会室内合奏団、東京ゾリステン室内合奏団を経て、1976年より、巌本真理弦楽四重奏団にて活躍。
巌本氏亡き後、ソロ及び室内楽の分野で幅広く活動し、1992年より読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者に就任。
2012年3月退団。日本大学芸術学部講師。WAO弦楽四重奏団ヴィオラ奏者。MCFオーケストラとちぎ首席ヴィオラ奏者。
小山評定ふるさと大使。



弦トレーナー  大津 三男  Mitsuo Otsu

 東京芸術大学音楽学部器楽科コントラバス専攻卒業後、読売日本交響楽団に入団。
今村清一氏、上田誠氏に師事。



弦トレーナー  平山 慎一郎 Shinichiro Hirayama

 9歳で渡米。ミシガン州のインターローケン・アーツ・アカデミー(ヴァイオリン専攻)卒業。
ニューヨークのマネス音楽大学でサリー・トーマス女史に師事。
1998年秋に一時帰国し、小林健次氏(桐朋学園大学教授)に師事。
2004年および2005年スイスのルツェルン音楽祭アカデミー(音楽監督 故P. ブーレーズ)のオーディションに合格し出演。
現在、浜松フィルハーモニー管弦楽団首席をつとめるかたわら、
ゲストコンサートマスターとして大阪交響楽団と共演。
 また、2010年にピアニスト赤松林太郎氏とデュオを結成。大阪でリサイタルを開催し、好評を博す。
年間複数回共演し、YouTubeなどにて配信されている。




木管トレーナー  菅原 恵子  Keiko Sugawara

 宇都宮市出身。宇都宮短期大学附属高校音楽科、武蔵野音楽大学卒業。
山畑馨、岡崎耕治の両氏にファゴットを師事。
新星日本交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を経てNHK交響楽団に入団。
この他「トリオ・サンクァンシュ」等のメンバーとしても活動し、後進の指導にも力を注いでいる。