1971年、堺市青少年吹奏楽団(堺市ウィンズオーケストラ)として発足。指揮者は稲本耕一氏であった。
1974年、吹奏楽団としての発足当初から管弦楽団を目指し、弦楽器奏者を補充し、管弦楽団として初めての演奏会を行なった。
1975年、現在の名称に改め第1回の定期演奏会を開催した。指揮者は青木弘義氏が引き続いていた。
1982年、当時、団内のオーボエ奏者であった奥長良英氏が指揮者となった。
1987年、母体が、吹奏楽団であったことや、奥長氏が管楽器奏者であったことで管楽器はかねてから充実していたが、安藤信行氏(大阪フィルハーモニー交響楽団チェロ奏者)をトレーナーとして迎え、弦楽器のアンサンブルにも定評がある。
年間の活動は、定期演奏会、(財)堺市文化振興財団主催のスプリングコンサートをはじめ、室内楽演奏会、市の関連行事への参加、施設への慰問演奏会なども行っている。
また、団員で構成されている室内楽に<かみがたクラリネットアンサンブル>、<堺ゾリステン>、<アンサンブル・エトワール>があり独自の演奏活動を展開している。
1992年には1972年以来、毎年行われていた大阪刑務所での慰問演奏会の功績に対して法務大臣表彰を受けた。
現在、80余名の団員を擁し、バロック時代の小編成の作品から、近・現代の大編成の作品まで柔軟に対応し、クラシックのベーシックな作品やポピュラー小品からマーラーなどの大曲までプログラムの構成にも意欲的である。
近年は、客演指揮者の招聘にも積極的で、今後の活動にも大きな関心と期待が寄せられている。
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