緊急企画
ついに若葉シンフォニーオーケストラ全国展開か?
 わが若葉シンフォニーオーケストラ(本拠地:千葉県千葉市若葉区 団長上田健一)がついにあの日本を代表する音楽雑誌「音楽の友」誌に掲載される運びとなった。1998年4月19日(日)に千城台コニュミティーセンターで行われた取材の様子を広報担当小口眞史の報告で皆様にご紹介する。なお、詳細は雑誌「音楽の友」6月号(5月発売)を’お買い上げ’のうえお確かめください。

 4月19日は前日までの荒天と打って変わって、久しぶりの太陽が顔を出した。そんな春の一日の午後、若葉シンフォニーオーケストラのメンバー全員の心は揺れていた。あの’音友’「音楽の友」が取材にやってくるのだ。団内誌編集長は前号から「あら、どんな格好しようかしら?」と気合充分。3時までの弦分奏でも、「音は雑誌に載りゃしない。」とうそぶくヴィオラ奏者(私)をはじめ、心は演奏どころかもう写真写り一点に絞られていた。(山本先生ごめんなさい)

 いよいよ午後3時、全体合奏が開始される。練習前に団内連絡が淡々と進み、その最後に「本日、音楽の友の取材が入ります。すでにカメラの方がお見えになっています」と副団長吉田誠一から紹介が入る。な、なにぃ!一同どよめきとともになぜか拍手。緊張の中、チューニングでいつもの練習が開始される。指揮者山本氏の棒も、こころなしかいつもより気合が入っているように見える(いつも私が気を抜いて見てるだけですね..重ね重ね先生ごめんなさい)。ドヴォルジャーク9番の第1楽章アダージオがチェロのメロディーで始まる。ストバイ後方からフラッシュが焚かれる。 私の視線が楽譜、棒、カメラの位置の三点をスキャンする。よしっ、抜群の立ち(座りじゃないか)位置。フレーム中央部であることを意味もなく確認しては演奏に戻る。カメラはストバイ前まで移動し管を押さえ出した。ちょっと安心して、いつもの精神状態に復帰する。カメラが打楽器方向に動く。きっと識者をズームで狙っているに違いない。楽器の一部でも写真に収まるようにいつもより演奏中の体の動きが前後方向に大きくなる(おかげで?今日は背中が痛んでしょうがない)。無我夢中の内、演奏が止められる。山本先生のわかりやすい指示が飛ぶ。でも今日ばかりは、演奏より写真じゃぁ!(先生..もう言葉もありません)。

 そうこうするうち、カメラもひととおり練習風景を押さえたと見えて、フラッシュが止まった。平常心を取り戻した私は練習の終わる5時ちょっと前、ブラームスの練習中に一人お腹をぐぅぐぅと鳴らしていたのであった。

 練習終了。まだ日の残るコミュニティーセンターの中庭に、楽器を手にしたおかしな集団がわらわらと出没する。コンマス高橋大樹は「わかばって人文字作る」と言いはじめる。もちろん、誰も聞いてない。本人も本気じゃなかったので安心する。見回したところ肝心のカメラマンが姿をあらわさない。「ばかが見〜る」状態かと思いきや、2階ベランダに上り、俯瞰で団体写真をとるらしい。みな、思い思いのポーズで一番いい表情で写真に収まった。

 その後、指揮者山本先生、団役員がコミュニティーセンターロビーで取材を受けた。どんな内容だったかは音楽の友6月号をお楽しみに。

なお登場人物および名称は架空のもので実在する団体・人物とは一切関係ありません。ってわけないですよね。

(文中、団員の敬称は省略させていただいております。)


取材の取材

取材を受ける指揮者山本先生(左)答えにつまった(?)
そんなことありません^^;)             なごやかに取材は進みます
 

役員取材(左より吉田副団長、上田団長、Vc石城、広報桜井、コンマス高橋)
「こいつら、なんだよ〜」という音友記者の心の叫びがきこえそう..(実際は違いますよね!)
取材の横で次回コンサートのパンフ袋づめ取材をとりかこむ熱狂的ファン?(団員ですぅ)
「俺にも一言いわせろよぉ」田野団内指揮者(中央腕組みの人物)はそんなこと言ってませんって!
記者の方、おつかれさまでした。そしてありがとうございました!!