楽団紹介
横浜市立大学金沢八景キャンパスを拠点として活動する学生オーケストラ。1967年に発足した室内楽研究会を前身としており、当初のメンバーはわずか3名であった。その後次第に規模を広げ、現在では横浜市立大学の学生のみならず他大学の学生も所属するオーケストラになっている。春に行われるSpringConcert、冬に行われる定期演奏会を中心に、地域への依頼演奏や学内式典、学園祭での演奏など 幅広く活動している。
沿革
1967年 | 室内楽研究会発足・当時のメンバーは3人 |
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1968年 | 同好会へ昇格・部室も獲得 |
1969年 | 文化部に昇格・室内管弦楽団へ |
1970年 | 12月2日、イギリス館にて第1回定期演奏会 |
1990年 | 横浜市立大学管弦楽団に改称 |
1991年 | 4月20日、金沢公会堂にて初のSpring Concert |
年中行事
4月 | 入学式・新歓 |
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5月 | Spring Concert |
7月 | Summer Concert |
8月 | 夏合宿 |
11月 | 浜大祭 |
12月 | 定期演奏会 |
1月 | 冬休み |
3月 | 追いコン・春合宿・卒業式 |
トレーナー
横浜市立大学管弦楽団でお世話になっているトレーナー・ミュージックパートナーの先生方を紹介します。
弦楽器トレーナー 鈴木 星彦
1983年東京藝術大学卒業。同大学在学中には久合田緑弦楽四重奏団メンバーを務める。ウィーン国立音楽大学に留学。ウィーン市音楽週間に於いてリサイタルを行う。室内楽において受賞多数。 外務省、国際交流基金の派遣で南米4カ国4都市、ポルトガル国内7都市で弦楽四重奏する他、ヨーロッパ、アジア、米国など30都市で演奏。2009年の天皇陛下御在位20年記念式典においてコンサートマスターを務める。 現在、コンサートマスターとして各地のオーケストラに客演する一方、ソロ及び多数の室内楽団のリーダーとして、NHKFM、TVリサイタル、音楽祭に出演する他、トップ奏者として各TV局主要音楽番組に出演している。バイオリンを海野義雄、田中千香士、リカルド・オドノポゾフ、ミヒャエル・フリッセンシュラーガー諸氏に、室内楽を厳本真理弦楽四重奏団、ウィーンアルバンベルグ弦楽四重奏団に師事。
木管楽器トレーナー 桃原 健一
横浜生まれ。1995年東京芸術大学卒業。現在おもにオーケストラ、室内楽などで活動を行っている。バロックから現代まで取り組んでいるものは編成においても様々で、語りや落語との共演、最近はポップスバンドにも参加し、活動の幅を広げている。現代曲の分野においては「尹伊桑追悼演奏会」「アンサンブルノマド」「東京夏の音楽祭」等の演奏会に出演。2002年の「日本の作曲・21世紀の歩み」においては篠原眞作曲「オプセッション」を演奏し、本人から好評を得た。 オーボエを齋藤勇二、似鳥健彦、小島葉子、小畑善昭、藤木聡、室内楽を海鋒正毅、中川良平の各氏に師事。また、度々フィンランドのクフモ室内楽音楽祭ミュージックコースに参加し、研鑽を積んでいる。戸塚演奏家協会会員、横浜市民広間演奏会会員。
金管楽器トレーナー 鹿野 鉄郎
東京音楽大学卒業。在学中に東京文化会館新進音楽家デビューコンサート出演。第11回日本管打楽器コンクール・トロンボーン部門5位入賞。1995~1996年ドイツ・ミュンヘン・リヒャルトシュトラウス音楽院、1996~1999年オーストリア・ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学大学院で研鑽を積む。1998~1999年ドイツ・ライン州立フィルハーモニー(Staatsorchester Rheinische Philharmonie) で契約団員(副主席奏者)を務める。帰国後は、オーケストラ等のエキストラ出演などフリー奏者として活動している。トロンボーンを白石直之、伊藤清、箱山芳樹、E.Giehl、T.Horch各氏に師事。
Violinミュージックパートナー 長岡 聡季
東京藝術大学音楽学部付属高校、同大学を経て、同大学院室内楽博士後期課程修了。シューベルトの演奏および研究において博士号(音楽)取得。現在、横浜シンフォニエッタコンサートマスター。神奈川フィルハーモニー交響楽団、神戸市室内合奏団、東京室内管弦楽団、他、各地のオーケストラにてゲスト・コンサートマスターを務める。また、ミュージカル、ポップスのジャンルでも活動し、浜崎あゆみ、嵐、コブクロ、Superfly、他多数のレコーディングセッションに参加。矢沢永吉、aiko、他多数のLIVEにてサポートメンバーを務めるなど、活動の幅を広げている。近年では指揮者としても活動し、東京藝術大学バッハカンタータクラブの指揮者を2年間務めた他、多くの学生、市民オーケストラを指揮。これまでにヴァイオリンを、磯恒男、高橋孝子、大谷康子、若松夏美、岡山潔、松原勝也、ヴァルター・フォルヒャートの各氏に師事。東京藝術大学音楽学部室内学科非常勤講師を経て、北海道大学特任准教授
Violaトレーナー 佐藤 良輔
拓殖大学商学部卒業。昭和音楽大学を経て、桐朋学園カレッジ・ディプロマコース修了。2003年には滝沢達也氏率いるPO弦楽合奏団のメンバーとしてヨーロッパへ演奏旅行。好評を博す。 近年は都内近郊で年5回の自主公演を行い、ソロ・オーケストラ・室内楽。ミュージカルなど多方面で活動している。今までヴィオラを店村眞積、滝沢達也、馬渕昌子、M.Paris各氏に師事。現在東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ヴィオラ奏者。
Violincelloトレーナー 関根 優子
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。同大学院修士課程修了。第8回札幌チェロコンクール奨励賞受賞。新進音楽家演奏会第3回コンセール・マロニエ21弦楽器部門入選。原村室内楽セミナーにて「緑の風音楽賞」を最優秀で受賞する。群馬新人演奏会オーディションに合格。霧島国際音楽祭、草津夏期国際アカデミー、シカゴ音楽アカデミー、別府アルゲリッチ音楽祭などに参加。これまでにチェロを尾形篤信、清水勝雄、菊地知也、鈴木秀美、河野文昭の各氏に、室内楽を岡山潔、松原勝也、山崎信子の各氏に師事。ソロ、室内楽、オーケストラなど幅広く活動している。横浜シンフォニエッタチェロ奏者。
Contrabassトレーナー 大庭 芙由子
神奈川県横浜市出身、12歳の時、吹奏楽部にてコントラバスを始める。 東京藝術大学音楽学部を卒業・卒業後もマスタークラスの受講、セミナーなどに数多く参加し研鑽を積む。 オーケストラではパシフィック・ミュージックフェスティバル(PMF音楽祭、小澤征爾音楽塾などに参加。 また、第1回秋吉台音楽コンクール弦楽器部門にて1、3位なしの第4位受賞。同コンクール第3回コントラパス部門にて入選。 コントラバスをこれまでに永島義男、山本修、西田直文、黒木岩寿の各氏に師事。 現在、フリーのコントラバス奏者として各地のオーケストラへの客演をはじめ、室内楽、ソロなどの演奏活動の他、部活動でのコントラバスの指導、後進の指導など多方而で活動している。
Fluteトレーナー 上野 由恵
東京藝術大学を首席卒業、同大学院修士課程修了、第76回日本音楽コンクール第1位、聴衆貫、吉田賞、E・ナカミチ賞。 第2回東京音楽ンクール第1位、第15回日本木管コンクール第1位、聴衆賞、兵庫県知事賞、朝日新聞社賞を受賞。 これまでにソリストとしてチェコ・フィル・室内管弦楽団、読売日響、都響、新日本フィル、東響、東京フィル、神奈川フィル、名古屋フイル、セントラル愛知響、京都市響、関西フィル等と共演。 また、国内各地でのリサイタルの他、アメリカ、ドイツ、オーストリア、フランス、ロシア、韓国、中国、台湾で演奏を重ねている。 これまでにオクタヴィア・レコード他より9枚のCDをリリース、『レコード芸術誌』特選版等に選ばれる。アメリカ、フランスでの活動を経て今夏帰国。2018年S&Rワシントン音楽賞受賞。
Clarinetトレーナー 齋藤 雄介
東京藝術大学器楽科を経て、同大学院音楽研究科(修士課程)修了。 在学中、第18回本管打楽器コンクール入賞。 2003年、神奈川フィハーモニー管弦楽団に入団、現在同楽団首席クラリネット奏者、および横浜シンフォニエッタ・クラリネット奏者。 尚美ミュージックカレッジ非常勤講師。これまでにアフィニス音楽祭、草津国際音楽祭などにゲスト奏者として参加。 オーケストラ活動の他、室内楽奏者としてもアナ=チュマチェンコ(vln)、プジェミスル=ヴォイタ(hrm)など、国内外のアーティストと共演を重ねている。 著書に「中学生・高校生のための吹奏楽教本 クラリネット(シンコーミュージック社)」がある。
Fagottoトレーナー 山下 伸介
12才よりファゴットを始め、14才から故 近藤寿行氏に師事する。 17才の時にファゴット奏者太田茂氏の演奏に感動し弟子入りするために尚美学園大学ファゴット専攻科に入学。 現在ファゴット奏者としてオーケストラや室内楽などで活躍している。 若手音楽家によるオーケストラ東京多摩交響楽団首席ファゴット奏者。 また、アマチュア団体の指導も行なっている。『横浜金沢交響楽団』『アンサンブル・コンフィティ』『フェリーチェ管弦楽団』『新宿フィルハーモニー管弦楽団』『町田フィルハーモニー交響楽団』各指揮者、管楽器トレーナー。 横浜市立金沢中学校、同芹が谷中学校、伊勢原市立成瀬中学校、神奈川県立横浜緑ヶ丘高校、同新栄高校、各講師。
Trumpetトレーナー 佐藤 秀徳
福島県出身。東京芸術大学卒業。Theater Orchestra Tokyo(Kバレエカンパニー)、横浜シンフォニエッタ、大友良英スペシャルビッグバンドなどに所属。 アンサンブルノマドレギュラーゲスト。ジャンルを問わず多岐にわたる演奏活動を展開している。Gr.佐藤紀雄とのデュオBarchettaで今夏CDリリース予定。 現在放送中のドラマ「いだてん」でもオープニングから劇場での演奏に参加している。
Hornトレーナー 嵯峨 郁恵
東京藝術大学音楽学部卒業。これまでに須田一之、松崎裕の各氏に師事。 小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅤⅡ、オーケストラプロジェクトⅠ、2010年サイトウキネンフェスティバル「青少年のためのオペラ」に参加。 第7回大阪国際室内楽コンクール管楽部門第3位。現在、フリーランスのホルン奏者として、オーケストラや吹奏楽に客演のほか、小学校などでのアウトリーチに力を入れるなど、幅広く活動している。 木管五重奏アンサンブル・ミクスト、横浜シンフォニエッタメンバー。
Percussionトレーナー 石橋 知佳
東京藝術大学卒業。同声会賞受賞。打楽器を高田みどり、有賀誠門の両氏に師事。在学中、藝大フィルハーモニアと共演。旧奏楽堂デビューコンサートにも選出された。ブリガリア国際打楽器コンクールデュオ部門3位。その後パーカッションデュオHimmelとしてファーストアルバムをリリース。在京、地方オーケストラに客演奏者として出演するほか、蜷川幸雄作品、サントリーホールリニューアル記念公演などの劇中音楽、CM音楽、レコーディングにも多数参加。