第19回定期演奏会 2003年6月1日(日)
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第4番
ヴァイオリン:若林 暢
ハイドン 交響曲第44番「悲しみ」
ベートーベン 交響曲第1番
アンケートの反響
6月最初の休日の午後、第20回定期演奏会を好評のうちに
終えることが出来ました。 どうもありがとうございました。
都営大江戸線「勝どき」から地上に出るとほのかに潮の香が感じられます。
動く歩道をゆったり渡ると左手にトリトンスクェアのビルが周囲を
見下ろすようにそびえています。 今回は会場をここ第一生命ホールに移しての
演奏会です。モーツァルト「アヴェベルムコルプス」が会場に流れ開演です。
ハイドン中期の隠れた名作交響曲第44番が初めてのホールに響き渡りました。
2曲目の若林暢さんのモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第4番」は活き活きとした
表現力あふれるソロで会場を魅了しました。休憩のあとはベートーベンの交響曲第1番
の若々しい音楽を演奏しました。 MEOの小編成のアンサンブルの響きが会場に
美しく響きわたりました。
若林暢 NOBU WAKABAYASHl氏略歴
東京芸術大学、同大学大学院を経てジュリアード音楽院博士課程に
スカラシップを得て留学。
1986年ニュー∃ーク国際芸術家コンクール優勝。同年、ポーランドの
第9回ヴィエニアフスキ国際コンクール第2位を受賞し、最優秀音楽解釈賞、
ヘンリック・シェリング賞、ワンダウィルコミルス力賞ボナズン市長賞など併せて受賞。
ニューヨークを中心にアメリカ各地で演奏活動を行うと共に、ポーランド、イタリア、
スペインなど∃−ロッパでも度々演奏旅行を行う。
また、英国ピックウィックがら発売されたデピューCD[プラームス・ヴァイオリン・ソナタ
全曲集]はロンドンのデイリーテレグラム誌で"THE CD 0F THE WEEK”に選ばれるなど
欧米各誌で絶賛される1995年ジュリアード音楽院で博士号を授与される。
1996年帰国し各地でリサイタルや室内楽を中心に活躍中。
演奏会をとおして確実にファンを増やしている実力派ヴァイオリニストである。
現在、東京芸術大学附属高校非常勤講師。
なお、ME0指揮者藤原義章氏とは協奏曲の共演(田沢湖音楽祭など)や同じ弦楽四重奏団の
メンバーを務めたことがある。