第20回定期演奏会 (2004/6/6)
● 第20回定期演奏会 第1生命ホール(晴海トリトンスクウェア) 14時開演
モーツァルト 交響曲第25番 ト短調
モーツァルト モテト「踊れ、喜べ、幸いな魂よ」ヘ長調 K.165
モーツァルト アリア「大いなる魂と高貴なる心」 K.578
モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」より レチタティーボとアリア
(ソプラノ:増田のりこ)
グリーグ 組曲「ホルベアの時代より」
ハイドン 交響曲第85番 変ロ長調「王妃」
アンケートの反響
晴海第一生命ホールの演奏会場にモーツァルト「アヴェベルムコルプス」
がゆったりと流れ開演です。
1曲目は映画「アマデウス」の冒頭で有名なモーツァルトの交響曲第25番です。
劇的な短調交響曲に続いては増田のり子さんの瑞々しくも至福に満ちたモテットが
ホールに響き渡りました。 続くアリア「大いなる魂と高貴なる心」では劇的な
表現に加えてオーケストラとの絶妙の呼吸が会場を魅了しました。
4曲目の「フィガロの結婚」の有名なレチタティーヴォとアリアの増田さんの歌唱には
共演するオーケストラの私たちもうっとりと聞き惚れてしまいました。
休憩のあとは気分を一新し北欧の弦楽の響きをお楽しみ頂きました。
グリーグの「ホルベアの時代より」は、清新な行進曲ふうのプレリュードに始まり
ノスタルジーに満ちたメロディーの連続と終曲の躍動的なソロまで、弾き手のわたしたち
に演奏する喜びを体一杯に与えてくれる名曲でした。
最後のプログラムはハイドンの「王妃」と綽名される交響曲です。
比較的地味なつくりながら弾き込むにつれて味わいの出てくる曲で、ファゴットとの
性格的な掛け合いなどを楽しんで頂けたのではないかと思います。
アンコールは2曲演奏いたしました。
第1曲目はブラームスのハンガリー舞曲第6番で、少しずつエンジンの掛かって行くような
出だしと情熱的なジプシー風の中間部のコントラストが楽しい曲です。
第2曲目は開演前に演奏しましたモーツァルト「アヴェベルムコルプス」で
正式にはモテット”アヴェベルムコルプス”「まことのお体よ」K.618といいます。
聖体祭のミサのために書かれたもので通常は合唱と弦楽(とオルガン)で演奏されます。
当日のMEOの演奏は弦楽の声部に加えて合唱の声部の一部を管楽器で補った形で行ないました。