麻生フィルハーモニー管弦楽団
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ライヴ・レポート〜演奏会を終えて〜Vol.2
第35回定期演奏会 2002年4月7日(日) 多摩市民館ホール
 4月7日(日)、第35回定期演奏会を行いました。
 今回は春の定期演奏会恒例、多摩市民館での開催。予報が悪く天気が心配されましたが、雨も予報より早い明け方までで上がり、 お昼ごろには日差しも出てすっかり回復しました。

 今回のプログラムはラヴェルの「ラ・ヴァルス」というワルツと、同じくラヴェルのバレエ音楽「マ・メール・ロア」、そしてプロコフィエフのバレエ音楽「ロミオとジュリエット」と、全編がダンス音楽。

 そんなとても春らしい構成とは裏腹に、高い演奏技術が要求される近代曲のオンパレードに全員が四苦八苦…。終わってしまったから言いますが、当日になっても「この曲だけは自信を持って聴いていただける」という曲が、正直言ってありませんでした。しかし全員最後まであきらめずにがんばり、中には本番直前の昼休みにも練習を繰り返すパートも…。その執念と、ここ一番の集中力で、何とか聴衆の皆様からもあたたかい拍手をいただくことが出来ました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

 ところで今回初めての顔合わせとなった栗田博文先生、初練習の前は、「とにかく厳しい方だ」というウワサで団内に緊張が走りましたが、いざ練習を始めてみると大変快活なキャラクターと明快で分かりやすいご指導にあっという間に全員が引き込まれ、当日のパンフレットの団長のあいさつにもありましたが、本当にもう何年も前から何度もご指導いただいているような錯覚さえ感じました。

 練習後の飲み会にも毎回のようにご出席くださり、団全体への指導だけでなく、個別の悩み事にも親身に相談に乗ってくださる栗田先生、団員一同、次回の共演を心待ちにしています。

 終演後の打ち上げは、狭い座敷に予定を上回る出席者がギッシリ入って、しかも鍋物…。 全員汗だくになりながらの暑い(熱い)打ち上げとなりました。そんな中でも、まるで学生のコンパのように全員を盛り上げまくる栗田先生、本当にスゴい方です…。

 春、新しい先生との出会い、難曲を演奏し切った喜び、思ったように消化しきれなかった悔しさ、次回への自信?いや、悔しさをバネに?悲喜こもごもの春の定期演奏会でした。
(レポート:倉田典明)
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