1961年、バイオリン奏者の父、声楽家の母の間に生まれる。少年時代はキャプテンとして活躍しながら野球に没頭するが、高校1年生の時、モーリス・ジャンドロンに魅せられチェロを習い始める。チェロ奏者の叔父・髙橋忠男の手ほどきを受けた後、馬場省一、堀江泰、千本博愛に師事し、1985年、北西ドイツ音楽アカデミー(デトモルト)に留学。カリーヌ・ゲオルギアン、ダヴィット・ゲリンガス、ヴォルフガング・ベトヒャー各氏に師事する。1988年にはドイツ・シュレスビッヒ・ホルスタイン国際音楽祭オーケストラに合格し、セルジュ・チェリビダッケ、レナード・バーンスタイン指揮のもとヨーロッパ演奏旅行に参加する。
その間、両巨匠に多大な影響を受け、チェリビダッケとの交流を機に指揮を始める。1990年、第1回パシフィックミュージックフェスティバルに参加。その頃より国内ソロリサイタル、台湾の室内楽リサイタルなど、チェロ奏者として室内楽、オーケストラで活動する。また、FMラジオ番組のパーソナリティ、さだまさしのコンサートツアーにチェロ参加、TBS系ドラマ「砂の器」のオーケストラ演奏シーンでは指揮者、フルート奏者山形由美ほか様々な音楽家のCDレコーディングディレクターや指揮者を担うなど多方面でも活動。また、2006年〜2020年まで大手損害保険会社オーケストラ音楽顧問兼指揮者を務める。2017年10月に放映されたテレビ朝日帯ドラマ劇場「トットちゃん!」では、帝都交響楽団常任指揮者・田之上晋一役として自らも登場する傍ら、劇中音楽オーケストラ監修を担当した。最近では「STAND BY ME ドラえもん」「るろうに剣心 最終章2部作」などの映画音楽、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の劇中音楽に指揮者として参加。
1992年に自ら主宰したアマチュアオーケストラ/ジャパンフレンドシップフィルハーモニックは、2022年に30周年を迎え、サントリーホールにて記念公演を行った。現在も音楽監督兼指揮者として精力的に活動中。