東京慈恵会医科大学音楽部管弦楽団とは

東京慈恵会医科大学音楽部管弦楽団は、東京慈恵会医科大学 医学部医学科・看護学科、慈恵看護専門学校、慶應義塾大学薬学部、聖路加国際大学看護学部、 星薬科大学の学生が集い、合同で活動しているオーケストラです。
現在は、年に1回の定期演奏会と、附属病院にて年2回ロビーコンサートを開催するほか、医 療系オーケストラへの参加や、音楽大学との合同チャリティーコンサートなど、積極的な活動を 行っています。



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音楽部管弦楽団の歴史

慈恵の音楽活動の記録は大正9年(1920年)頃に始まります。慈恵会医院医学専門学校に 「洋楽ソサエティ」というクラブ組織の合唱団体があり、現在の大学病院の北側、芝教会で 練習をしていました。大正10年(1921年)10月、新大学令により医科大学に昇格し、 その時上記の「洋楽ソサエティ」を母体とした慈恵医大洋楽部(現在の音楽部)が発足しまし た。当時は、明治20年(1887年)に東京音楽学校(現在の東京藝術大学)が設立され、大学 オーケストラ団体としては、明治34年(1901年)に慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オ ーケストラが、明治42年に九大フィルハーモニーオーケストラが、また大正時代に入り早稲田 大学、関西学院、神戸大学、京都大学、一橋大学、東京大学、立教大学、そして慈恵医大と続 き、その後も法政大学、東北大学、北海道大学、学習院、明治大学、同志社など、全国各地 で大学オーケストラが結成された時代でした。これらの中で、現在まで続く単科大学は慈恵医 大のみです。


第1回演奏会は大正11年秋に日比谷の有楽座(現在のピカデリー劇場)で開催されました。 大正12年(1925年)に行われたとされる第2回定期演奏会から昭和21年(1946年)に行われたとされる第36回定期演奏会までは、戦争などの混乱もあってか、曲目等の詳細な記録は残されていま せん、しかし、その間の写真などは残されており、演奏旅行やラジオ出演などを行っていたようです。昭 和56年(1980年)には大学創立100年記念コンサートを、新日本フィルハーモニー交響楽団と日比谷公会 堂にて共演しました。平成2年(1990年)には、慈恵医大第三病院でのロビーコンサートも始まり、七夕 およびクリスマスのコンサートは今に至るまで伝統となっています。平成23年(2011年)には記念すべき 第100回目の定期演奏会をサントリーホールで行いました。

「音楽部のあゆみ」(第100回定期演奏会記念事業委員会)より一部改変



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