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NASCAクラリネット合奏団
2000年5月に設立された、中部圏で活躍中のプロのクラリネット合奏団。
年1回の定期公演においては、真島俊夫氏、鈴木英史氏といった邦人作曲家にスポットを当てた意欲的な企画などで、クラリネットクワイアーの魅力を伝えている。また定期公演のほかにも、美術館での演奏や音楽鑑賞教室など、各種依頼演奏にも積極的に取り組んでいる。
当団の楽団名である「NASCA」とは、巨大地上絵で有名な南米の地名です。その「巨大地上絵で宇宙へのメッセージを送る」という夢をこの合奏団に託して命名されました。
音楽監督:小松孝文 技術顧問:竹内雅一
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NASCAは、音楽の専門教育を修め、さらに海外留学、オーディション入賞経験を経た優秀なメンバーによって構成されています。ここ名古屋においても、国際的な水準を持った名古屋フィルハーモニー交響楽団が活動をはじめて、すでに30年以上の歴史を作っています。そういった音楽環境の中で生まれ育った彼らは、西洋音楽を自分のものとして取り込み、新しい音楽文化の担い手になろうとしているのです。彼らのクラリネットに対する真摯な姿勢と、新しい音楽に対する情熱には驚嘆するほかありません。また、彼らの演奏は、かつてのように敷居の高い難解なものではなく、まわりの人々を自然に巻き込んで魅了してしまう、楽しさ溢れるクラシック音楽です。そこに彼らの現代性とこれからのクラシック音楽のあり方を感じるのは私だけではないでしょう。どうぞ、NASCAメンバーにご声援をよろしくお願い申し上げます。
NASCAクラリネット合奏団 音楽監督 小松孝文
(2000年9月10日、デビューコンサートのプログラムより引用)
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