オーケストラとは?

「オーケストラ」の語源は、古代ギリシャの劇場で、合唱隊が歌ったり、踊ったり、楽器奏者が演奏したりする舞台と客席の間にある半円形の場所「オルケストラ(ορχηστρα)」に由来し、場所でなく、合奏する人々を「オーケストラ」と呼ぶようになったのは18世紀頃です。当時は貴族達が宮廷で演奏家を集めてBGMとして演奏させていたものが進化して、音楽そのものを楽しむ形態へと発展したものがオーケストラになります。 私たち楽団員が「オーケストラ」に惹き付けられている理由は、「合奏」の醍醐味にあるといっても過言ではないです。曲によって構成する楽器が変わり、演奏者数が大きく変わります。大編成の交響曲では、100人を超えることもあり、100人で一つの交響曲を完成させた時の感動は何物にも変え難い経験です。