活動記録
2012年7月6日(金)
第31回定期演奏会 ラジオ・フランス ウィーク-エンド パリ−日本より
会場:サントリーホールブルーローズ
【プログラム】
リヒャルト・ワーグナー《ジークフリート牧歌》(1870)
ジャン=ルイ・アゴベ《コンチェルティーノ》クラリネットと9人奏者のための(2012)*東京シンフォニエッタ&ラジオ・フランス共同委嘱、日本初演
クラリネット:西澤春代
クロード・ドビュッシー《ソナタ》フルート、ヴィオラ、ハープのための(1915)
フルート:斎藤和志 ヴィオラ:百武由紀 ハープ:木村茉莉
バンジャマン・アタイール《暗潮》ソプラノとアンサンブルのための(2012)*ラジオ・フランス委嘱作品、日本初演
ソプラノ:松井亜希
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
2012年5月13日(日)
東京シンフォニエッタ フランス公演
会場:サンキャトル Salle 400(パリ)
【プログラム】
西村朗《ヴィシュヌの臍》ピアノと室内オーケストラのための(2010)
ピアノ:ヴィレム・ラチュミア
猿谷紀郎《うけひ いま》(2011)
クロード・ドビュッシー《ソナタ》フルート、ヴィオラ、ハープのための(1915)
フルート:斎藤和志 ヴィオラ:百武由紀 ハープ:木村茉莉
バンジャミン・アタイール《暗潮》ソプラノとアンサンブルのための(2012)*ラジオ・フランス委嘱作品、世界初演
ソプラノ:ラケル・カマリンハ
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
2012年5月12日(土)
東京シンフォニエッタ フランス公演
会場:サンキャトル Salle 400(パリ)
【プログラム】
湯浅譲二《室内 オーケストラのためのプロジェクション》(2008/10)
リヒャルト・ワーグナー《ジークフリート牧歌》(1870)
ジャン=ルイ・アゴベ《コンチェルティーノ》クラリネットと9人奏者のための(2012)*東京シンフォニエッタ&ラジオ・フランス共同委嘱、世界初演
クラリネット:西澤春代
一柳慧《交響曲第8番 Revelation 2011》 室内オーケストラ版(2011)
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
2012年5月8日(火)
東京シンフォニエッタ フランス公演
会場:カーン大講堂(カーン)
【プログラム】
リヒャルト・ワーグナー《ジークフリート牧歌》1870)
武満徹《雨ぞふる》(1982)
クロード・ドビュッシー《ソナタ》フルート、ヴィオラ、ハープのための(1915)
フルート:斎藤和志、ヴィオラ:百武由紀、ハープ:木村茉莉
西村朗《虹の体》(2008)
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
2011年12月3日(金)
第30回定期演奏会 一柳慧特集
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
カールハインツ・シュトックハウゼン《ツァイトマッセ》(1955-1956)
一柳慧《弦楽四重奏曲》(1957)
一柳慧《ビトゥイーン・スペース・アンド・タイム》(2001)
一柳慧《トリオ・インターリンク》(1990)
一柳慧《レゾナント・スペース》(2007)
一柳慧《交響曲第8番 Revelation 2011》 室内オーケストラ版(2011)*東京シンフォニエッタ委嘱作品、世界初演
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
2011年8月30日(火)
サントリー芸術財団 サマーフェスティバル 2010<MUSIC TODAY 21>
テーマ作曲家:ジュリアン・ユー<室内楽>
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
【プログラム】
ジュリアン・ユー《ビーバーによるパッサカリア》ヴァイオリン独奏のための(2005)
ヴァイオリン:山本千鶴
ジュリアン・ユー《閃光II》ピアノ、2台のヴィブラフォンとグロッケンシュピールのための(1987)
ジュリアン・ユー《シャコンニッシマ》4人の打楽器奏者とピアノのための(2004)
ジュリアン・ユー《フィロペンタトニア》室内アンサンブルのための(1994)
ムソルグスキー/ジュリアン・ユー編曲 組曲《展覧会の絵》(2002)
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
2011年7月1日(金)
第29回定期演奏会 室内オーケストラの領域III
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
ヤイル・クラータク《双極性無秩序》室内アンサンブルのための(2009)*世界初演
ベネット・カサブランカス《ニュー・エピグラムス》室内オーケストラのための(1997)*日本初演
猿谷紀郎《うけひ いま》(2011)*東京シンフォニエッタ委嘱作品、世界初演
藤倉大《ヴァニシング・ポイント》アンサンブルのための(2004/06)
西村朗 ピアノと室内オーケストラのための《ヴィシュヌの臍》(2010)
ピアノ:藤原亜美
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
2010年12月10日(金)
第28回定期演奏会 湯浅譲二特集
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
エドガー・ヴァレーズ《オクタンドル》(1923)
湯浅譲二《7人の奏者のためのプロジェクションズ》(1955/56)
今井智景《シモルジェネシス》17人の演奏家のための(2009/10)*日本初演/改訂初演
湯浅譲二《室内オーケストラのためのプロジェクション》(2008/10)*改訂初演
湯浅譲二《世阿弥・九位》4チャンネルテープと室内アンサンブルのための(1987-88)
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
2010年7月9日(金)
第27回定期演奏会 ミュージック・フロム・ジャパン35周年記念
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
金子仁美《暮れなずむ頃》笙と弦楽四重奏のための(2009-2010)*日本初演
笙:宮田まゆみ
石井眞木《起-承-転-合》尺八ソロと6人の奏者のための(1998)*日本初演
諸井誠《コントラディクションV 雲のある風景》(1987)
笙:宮田まゆみ
松平頼則《ピアノと16楽器のためのコンチェルティーノ》(1989)*日本初演
ピアノ:藤原亜美
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
2009年12月2日(水)
第26回定期演奏会 先鋭的な名技性
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
ジョン・アダムズ《チェンバーシンフォニーの息子》(2007)*日本初演
ブルーノ・マントヴァーニ《ストリーツ》(2007)*日本初演
ヤン・ロバン《アート・オブ・メタル》(2006)*日本初演
コントラバス・クラリネット:西沢春代
新実徳英《室内協奏曲Iーアクア》(2009)*東京シンフォニエッタ委嘱作品、世界初演
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
今回の定期は、最近のTSにしてはラディカルな作品を入れてみました。現代音楽のさまざまな個性を偏ることなく取り上げ、紹介していくことが私たちの大事な活動の一つです。
ヤン・ロバン、ブルーノ・マントヴァーニといった注目されている若手の作品。また、室内オーケストラのための難曲、「チェンバーシンフォニー」を作曲したジョンアダムスの異色作、「チェンバーシンフォニーの息子」(原題はSon of Chember Symphony)の3つの日本初演に加え、新実徳英氏に東京シンフォニエッタが委嘱した作品の世界初演をお届けいたします。
2009年9月7日(月)〜8日(火)
アムステルダム公演 ガウデアムス音楽週間2009
日時:2009年9月7日(月)
会場:Muziekgebouw aan ‘t IJ
【プログラム】
湯浅譲二《プロジェクション チェンバーオーケストラのための》(2008)
江村哲二《ハープ協奏曲II》(2001)
harp:木村茉莉
西村 朗《虹の体》(2008)
Peter McNamara《Distorted Waters》(2007)
ユーイ・ラウケンス《ファーストムーヴメントとエピローグ》(2009)
◆
日時:2009年9月8日(火)
会場:Conservatorium van Amsterdam, Haitinkzaal
【プログラム】
成本理香《痕跡:小町少将道行〜チェンバーオーケストラのための》(2008)
ドリノール・ジムベリ《アウラダ・アルペンシス》(2008)
斉木由美《残光〜ジェルジ・リゲティの思い出に》(2007)
Peter McNamara《Distorted Waters》(2007)
武満 徹《雨ぞふる》(1982
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
21,23,26 August 2009
サントリー音楽財団 サマーフェスティバル2009
第39回サントリー音楽賞受賞記念公演
細川俊夫 オペラ《班女》1幕6場、日本初演
台本・作曲:細川俊夫
三島由紀夫作 近代能楽集「班女」ドナルド・キーン英訳による
サントリーホール ブルーローズ
花子:半田美和子(ソプラノ)
実子:フレドリカ・ブリレンブルク(メゾ・ソプラノ)
吉雄:小森輝彦(バリトン)
指揮:ヨハネス・デビュス
演奏:東京シンフォニエッタ
演出・ステージデザイン・衣装:ルカ・ヴェジェッティ
オリジナル・アートワーク:吉田もえ
照明:辻井太郎
舞台監督:井清俊博
2009年7月9日(木)
第25回定期公演 オランダ年関連企画
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
エドワード・トップ《最も美しいゴクラクチョウ》(2003)
ミシェル・ファン・デア・アー《メモ》ヴァイオリンとカセットレコーダーのための(2003)
ヴァイリン・ソロ:山本千鶴
ルイ・アンドリーセン《ジィルバー》(1994)
ミシェル・ファン・デア・アー《マスク》(2006)
ユーイ・ラウケンス《ファーストムーヴメントとエピローグ》(2009)*東京シンフォニエッタ委嘱作品、世界初演
演奏:東京シンフォニエッタ
指揮:板倉康明
今回の定期は「オランダ特集」です。本年度は「日本オランダ年」となっているので、オランダ政府のご協力を得て、彼の地の現代音楽シーンをご紹介したいと思います。
国際的に注目さrているアーの作品、すでに一定の評価を得て、その拠点を英国において活動しているトップ、オランダ現代音楽界の重鎮アンドリーセン、それと若手の注目株、ラウケンスへの東京シンフォニエッタとオランダ政府の共同委嘱作品の世界初演です。
かなりエキサイティングな演奏会になることは間違いないと思いますので、ぜひご来聴ください。
2009年4月28日(火)〜5月1日(金)
Alexandrina Contemporary Music Biennale 2009
http://www.bibalex.org/conmusicbiennale/
日時:2009年4月28日(火) 20:00開演
会場:アレキサンドリア図書館 小劇場
【プログラム】
武満 徹《カトレーンII》 (1977)
オリヴィエ・メシアン《世の終わりのための四重奏》(1941)
◆
日時:2009年4月29日(水) 20:00開演
会場:アレキサンドリア図書館 小劇場
【プログラム】
湯浅譲二《プロジェクション チェンバーオーケストラのための》(2008)
成本理香《痕跡:小町少将道行〜チェンバーオーケストラのための》(2008)
Amr okba《Message》(2007)
西村 朗《虹の体》(2008)
湯浅譲二《世阿弥・九位》(1987-88)
◆
日時:2009年5月1日(金)
会場:カイロ・オペラ・ハウス
【プログラム】
武満 徹《雨ぞふる》(1982)
西村 朗《悲の河II》(1997)
西村 朗《虹の体》(2008)
武満 徹《雨の呪文》(1982)
湯浅譲二《序破急》(1994-96)
細川俊夫《ヴァーティカル・タイム・スタディII》(1993-94)
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
2008年12月4日(木)
第24回定期公演 室内オーケストラの可能性
会場:トッパンホール
【プログラム】
成本理香《痕跡:小町少将道行−室内オーケストラのための》(2008)*2008年第29回入野賞受賞作、世界初演
江村哲二《ハープ協奏曲II》(2001)
harp:木村茉莉
ドリノール・ジムベリ《アウラダ・アルペンシス》(2008)*世界初演
湯浅譲二《プロジェクション チェンバーオーケストラのための》(2008)*東京シンフォニエッタ委嘱作品、世界初演
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
「入野賞」は、作曲家入野義朗を記念して1981年に設立された国際作曲賞で、湯浅譲二氏、松平頼暁氏ら、すぐれた数名の作曲家たちによって、室内楽とオーケストラ作品の選考が隔年で行われています。これまでにも、入野賞受賞作品を東京シンフォニエッタ定期演奏会の中で演奏する機会はありましたが、このたびは、板倉康明もゲスト審査員として選考に参加し、より積極的な関与をいたしました。
また、入野賞の選考委員の一人でもある湯浅譲二氏が東京シンフォニエッタのために書き下ろして下さる新作も初演いたします。新しい作品が生まれる瞬間に、みなさまもぜひお立ち会い下さい。そして2007年6月、47歳の若さで急逝した江村哲二氏を追悼し、《ハープ協奏曲II》を再演します。ソリストは、江村氏が「この演奏家のために超絶技巧のハープ協奏曲を書きたい」と熱望し、作品を献呈した、まさしくその人、木村茉莉です。
2008年7月9日(水)
第23回定期公演 プレザンス音楽祭2008より
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
一柳 慧《サーキュラー・スペース》(2008)*ラジオ・フランス委嘱作品、日本初演
西村 朗《虹の体》(2008)*ラジオ・フランス委嘱作品、日本初演
ジャン=ルイ・アゴベ《SECTIO》(2008)*ラジオ・フランス委嘱作品、日本初演
オリビエ・メストン《マトリョーシカ》(2008)*ラジオ・フランス委嘱作品、日本初演
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
2008年5月10日(土)、11日(日)
プレザンス音楽祭2008
会場:シテ・ドゥ・ラ・ミュージック(パリ)
【プログラム】
■5月10日
一柳 慧《サーキュラー・スペース》(2008)*ラジオ・フランス委嘱作品、世界初演
オリビエ・メストン《マトリョーシカ》(2008)*ラジオ・フランス委嘱作品、世界初演
武満 徹: 雨の呪文(1982)
ジェルジ・リゲティ《6つのバガテル》(1953)
■5月11日
西村 朗《虹の体》(2008)*ラジオ・フランス委嘱作品、世界初演
ジャン=ルイ・アゴベ《SECTIO》(2008)*ラジオ・フランス委嘱作品、世界初演
ジャン・リュック・ダルベレイ《メガリテ》(2001)*フランス初演
ピエール・ブーレーズ《デリーヴ1》(1984)
ジョン・アダムス《室内協奏曲》(1992)
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
2008年4月19日(土)
第15回神奈川国際芸術フェスティバル
「時代を超えて響く音〜モーツァルトからカーターまで」東京シンフォニエッタ 室内オーケストラの可能性
会場:神奈川県民ホール小ホール
【プログラム】
リヒャルト・ワークナー《ジークフリート牧歌(1870)
一柳 慧《リカレンス》 (1979)
ピエール・ブーレーズ《デリーヴ 1》(1984)
武満 徹《雨の呪文》(1982)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト《ケーゲルシュタット・トリオ》K.498(1786)
エリオット・カーター《アスコ協奏曲》(2000)
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
2008年2月23日(土)
第22回定期公演 伝統との対峙〜室内オーケストラの領域
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
ジャン=ルイ・アゴベ《レチュード・デ・フォルス》(1997)*日初本演
フルート:斎藤和志、斎藤光晴 エレクトロニクス:有馬純寿
ジャン・リュック・ダルベレイ《メガリテ》(2001)*日本初演
ホルン:有馬純晴
ジェルジ・リゲティ《6つのバガテル》(1953)
ジョン・アダムス《室内協奏曲》(1992)*日本初演
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
国内外の同時代音楽に取り組む東京シンフォニエッタ2007-2008シーズンの最終回。古くから作曲家のほとんどは、伝統的な音楽書法を学んだ上で新しい表現に挑戦してきました。そして時にはそれまでの自分のスタイルすらがらりと豹変させてもきました。多種多様を極める現代の創作世界において、作曲家たちは常に無限の可能性を追い求めています。ミニマリズムを脱したジョン・アダムスが大成功をおさめた《室内交響曲》、最先端のコンピュータやエレクトロニクスとの融合で近年特に多くの支持を得ているアゴベの作品などを通し、彼らの創造の軌跡をたどります。
2007年10月18日(木)
第21回定期公演 追悼・リゲティ 三大協奏曲〜東京シンフォニエッタのソリストたち
会場:トッパンホール
【プログラム】
ジェルジ・リゲティ《チェロ協奏曲》(1966)
チェロ:花崎薫
ジェルジ・リゲティ《ピアノ協奏曲》(1985〜87)
ピアノ:藤原亜美
斉木由美《残光〜ジェルジ・リゲティの思い出に》(2007)*世界初演
フルート:斎藤光晴、クラリネット:西澤春代、ヴィオラ:百武由紀
ジェルジ・リゲティ《ヴァイオリン協奏曲》(1990〜92)
ヴァイオリン:山本千鶴
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
国内外の同時代音楽に取り組む東京シンフォニエッタは、2006年に亡くなったリゲティを追悼し、3つの協奏曲を一挙演奏します。いずれも難曲で知られるこの作品のソリストをつとめるのは、東京シンフォニエッタメンバーの3人です。また、リゲティを敬愛する斉木由美に、彼に捧げる作品を委嘱いたしました。現代の音楽に多大な影響を与え続ける偉大なリゲティと対峙する一夜です。
2007年7月12日(木)
第20回定期公演 Music from Japan in Tokyo 2007
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
伊藤弘之(1963-)《イン・ザ・ディム・ライト》(2005)
山本裕之(1967-)《フォールト・ゾーン》(2005)*日本初演
河村真衣(1979-)《ロバーイー》(2007)*東京シンフォニエッタ委嘱作品、世界初演
アルト:尾崎かをり
伊藤美由紀(1968-)《エナジー・ボイド》(2005)*日本初演
尺八:三橋貴風
湯浅譲二(1929-)《蕪村による5つの俳句》(2007)*日本初演
アルト:尾崎かをり
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
ニューヨークのミュージック・フロム・ジャパンの2006年、2007年公演で初演された作品をいちはやくご紹介いたします。
2006年12月15日(金)
第19回定期公演
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
野平一郎《ドゥーブル〜室内オーケストラの為の〜》(1999-2000/2006)
近藤 譲《シジジア》(1998)
細川俊夫《旅VIII〜テューバとアンサンブルのための》(2006)*ムジーク・ファブリークとノルトライン=ヴェストファーレン州芸術文化財団委嘱、日本初演
チューバ:渡辺 功
福士則夫《花降る森》(2003)
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
東京シンフォニエッタは、発足以来、数多くの世界初演、日本初演に取り組んでいます。第19回定期では、ドイツのアンサンブル、ムジーク・ファブリーク(1990年設立)のために書かれた細川俊夫の最新作「旅VIII」を日本初演いたします。本年5月に初演されたばかりの注目作で、テューバが独奏楽器に使われていることも話題となりました。独奏を受け持つのは、メンバーの渡辺功です。
東京シンフォニエッタ委嘱作である野平一郎、近藤譲の作品は6年ぶりの再演となります。また、印象的なタイトルを持つ福士則夫作品は、福士ならではの繊細な音によって緻密に組みたてられた美しい作品で、いつか挑戦したいと願っていた作品です。
2006年7月7日(金)
第18回定期公演
会場:トッパンホール
【プログラム】
シェーンベルク《室内交響曲第1番》Op.9(1906)
マーク=アンソニー・タネジ《クライング・アウト・ラウド》(2003)*日本初演
マグヌス・リンドベルイ《ジュビリーズ》(2002)*日本初演
夏田昌和《Tableau avec Re, Fa, La》(2002)*日本初演
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
20世紀音楽の方向を決定づけたシェーンベルクの傑作《室内交響曲》と、 近年のヨーロッパ、日本の作曲界をリードするタネジ、リンドベルイ、夏田昌和の近作を演奏します。
リンドベルイの《ジュビリーズ》は、同タイトルのピアノ作品をもとに、アンサンブル・アンテルコンテンポランの委嘱を受けて作曲されました。タネジの《クライング・アウト・ラウド》も、アンサンブル・モデルンのために書かれた作品。どちらも現代音楽の名手そろいの演奏家を意識した密度の濃い作品で、スーパーアンサンブルの妙技を楽しんでいただけることと思います。
東京シンフォニエッタはじめてのトッパンホールでの定期演奏会。トッパンホールの豊かな響きと、室内オーケストラの醍醐味のふたつを味わって下さい。
2005年12月15日(木)
第17回定期公演 室内オーケストラと女声−女性、その裡なる声
会場:東京文化会館小ホール
【プログラム】
望月 京(1969〜)《明るい部屋》(1998)*日本初演
山口恭子(1969〜)《アンデュレイションIV》(2002)*日本初演
ソプラノ:佐竹由美
オルガ・ノイヴィルト(1968〜)《トルシォン》(2001)*日本初演
ダィアナ・ロタル(1981〜)《シャクティ》(2004)*第25回入野賞受賞作品、世界初演
サックス:ダニエル・ケンジー
指揮:板倉康明
演奏:東京シンフォニエッタ
今回の定期では、国際的に活躍する注目の女性作曲家たちの自由で魅力あふれる世界を紹介します。まだ20代半ばのルーマニア人ダィアナ・ロタルーの作品は、第25回入野賞(2004年、審査員=湯浅譲二、松平頼暁他)の受賞作品です。これからの飛躍を大いに予感させるこの作品にご注目下さい。ソリストには、作曲者が彼のために書いたというフランスのサクソフォン奏者D.ケンジーが出演いたします。また、2000年に日本初演されたオーケストラ作品「だるまさんがころんだ」で鮮烈な印象を残した山口恭子は、現在もドイツに腰をすえ、創作活動を行っています。彼女の室内楽作品はまだ日本では紹介されることが少なく、この声を伴う小品で、私たちは山口の個性を改めて発見することでしょう。一方、既に国際的に高い評価を得ている望月京、オルガ・ノイヴィルトの作品は、ヨーロッパの音楽祭ではたびたび再演されているにもかかわらず、比較的大きな編成のため、これまで日本で演奏の機会にめぐまれませんでした。自在な編成が可能な東京シンフォニエッタ定期公演ならではの選曲です。特に、望月作品は、東京シンフォニエッタが出演した「Festival Atempo Caracas」(2005年7月ヴェネズエラ)のオープニングコンサートでも大喝采を受けており、満を持しての日本初演となります。才能あふれる作曲家たちの、感性豊かなこれらの作品をお楽しみ下さい。
2007年以前の情報は現在編集中です。いましばらくお待ちください。
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